前回
『どれだけ笑われても「どうしても魔法使いになりたい!!」という夢を叶えるヒントを本を読んで見つけました!』
という記事を書きました。
前回はどうしたら「魔法使いになれるか」ということでしたが、今回は「魔法使いになってから気をつけること」について考えてみました。
どんな仕事でもそうですが、なってから続けていくことはとても大変です。
魔法使いになれたはいいけど、がんばらないとずっと魔法使いでいることはできませんよ。
なので、今回は魔法使いになれたあなたにもっと成長してもらう本を用意しました。
- メルリック まほうをなくしたまほうつかい
- まほうつかいのトビィ
- 大どろぼうホッツェンプロッツ
- 大どろぼうホッツェンプロッツふたたびあらわる
- 大どろぼうホッツェンプロッツ三たたびあらわる
- うっかりもののまほうつかい
- その魔法は本当に役に立っているのか
- 魔法使いとして成長するにはどうすればいいのか
- 魔法は人に秘密を知られてはいけない
- 他のものの姿を変える魔法は慎重に!
その魔法は本当に役に立っているのか
メルリック まほうをなくしたまほうつかい
優しい魔法使いのメルリックは、町の人たちのために全ての仕事を魔法でやってあげていました。
ところが大変!突然魔法が使えなくなってしまったのです。
今まで全て魔法に頼っていた町の人たちは何もできなくなてしまいました。
メルリックは魔法をまた使えるように、まほう大王クラ先生に会いに行きます。
メルリックの魔法に頼り過ぎていた町の人たちは、魔法が無くなったら自分では何もできなくなってしまいました。
少しでも早く町の人たちの役に立ちたいメルリックは、まほう大王クラ先生に魔法をまた使えるようにお願いしに行きます。
しかし、クラ先生は言いました。
今まで自分の魔法は人の役に立っているとばかり思っていた、メルリックは驚きました。
魔法は使えるようになったメルリックですが、これ以降町の人たちのために魔法を一切使わなくなりました。
このような、全てのことを一瞬でやってくれるメルリックの魔法というのは夢物語でしょうか?
いいえ、私たちも実は「メルリックの魔法」にかかっているのかもしれません。
なぜなら私たちは何も考えなくても代わりにやってくれる機械に頼りすぎているからです。
その最たるがスマートフォンでしょう。
指先(最近は音声だけで)世界中の人を相手に情報交換や買い物ができるなんて一昔前の人からしたら確実に「魔法」です。
そしてもし今スマホが全く使えなくなったとしたら‥‥想像するのも恐ろしい・・・
でも、そういうことが絶対ないとは言い切れません。
スマホは確かに便利ですがそれに頼り切らずに、無くなった時のことも考えて自分でできることをしていかないといけないのではないでしょうか。
ここではスマホを例にあげましたが、他に便利なものに頼りすぎて何も考えなくなる用ではいけないということです。
くれぐれも「魔法の無駄遣い」だけはしないようにしないといけませんね。
魔法使いとして成長するにはどうすればいいのか
まほうつかいのトビィ
トビィは飛べない魔法使いなのでいつも一人です。
森で出会ったドラゴンに飛び方を教えてもらいますが、なかなかうまく飛べません。
ある日、森にドラゴンを退治しに来たナイトに会い、トビィは慌ててドラゴンに知らせに行きます。
飛ばないと間に合いませんが、トビイは飛べるのでしょうか??
ドラゴンがトビィに教えた飛び方は「心から飛びたい」と思うことでした。
トビィは仲間の魔法使いたちと飛んでいることを思い浮かべてみましたが、飛べませんでした。
ということはトビィが飛びたいのはそういうことではないのでしょう。
しかし、ナイトがドラゴンを退治しにくると知って、トビィは「早く知らせなくちゃ!」とほうきにまたがって「飛ばなくちゃ!ドラゴンを助けなくちゃ!」と強く思ったら飛ぶことができました!!
トビイが心から「飛びたい!」と思う理由を見つけることができ、魔法使いとして成長することができました。
魔法使いになっても、立派な魔法使いになるには本気で「どうしてその魔法を使いたいのか」という目的がないとダメなんですね。
魔法は人に秘密を知られてはいけない
大どろぼうホッツェンプロッツ
大どろぼうホッツェンプロッツにおばあさんの大切にしているコーヒー挽きが盗まれてしまいました!
孫のカスパールと友達のゼッペルはコーヒー挽きを取り返そうとホッツェンプロッツを捕まえる計略を練ります。
大どろぼうホッツェンプロッツには友達の大魔法使い、ペトロジリウス=ツワッケルマンがいます。
ツワッケルマンの魔法はとても強力で、人間を動物に変えたり泥を金に変えたりすることもできるのです。
しかし、なぜかジャガイモの皮を上手にむく魔法だけは何回やってもうまくいかないのです。
しかも悪いことにツワッケルマンはジャガイモ料理が大好きなのです。
なので、一日中手作業でジャガイモの皮をむかなくてはいけません。
では、ジャガイモの皮をむいてくれる人をなぜ雇わないのでしょうか?
それはツワッケルマンが「魔法の秘密」が他の人にばれてしまうことが怖いからです。
なので、雇う人も「バカ」な人でないといけないと思っています。
わしの気にいるには、なによりも、ばかでなくちゃいけない。
ばかなやつなら、わしの魔法のやかたにやとっても、わしの術をみぬくしんぱいがない。
こういう点では、魔法使いというものは、いくら気をつけても、気をつけすぎるということはないんだ。
もし賢い人をやとって魔法の秘密がばれたら一大事です。
みんなが魔法を使えるようになれば、悪いことに使う人も出てくるでしょう。
そんなリスクがあるなら自分でジャガイモの皮をむいたほうがましだと、今日も一人でたくさんのジャガイモの皮をむいているのです。
あなたも魔法使いになったのだから、これくらい厳しく魔法の秘密はばれないように徹底してくださいね。
他のものの姿を変える魔法は慎重に!
大どろぼうホッツェンプロッツふたたびあらわる
あの大どろぼうホッツェンプロッツが脱獄しました!
カスパールとゼッペルに恨みを晴らそうとホッツェンプロッツはおばあさんを誘拐してしまいます。
2人は占い師や愛犬の力を借りて、おばあさんを救出すべくホッツェンプロッツと対決します。
ホッツェンプロッツがおばあさんを誘拐しました!!
しかも返してほしければ、「カスパールとゼッペルだけで身代金 555マルク55ペニヒを持ってこい」と要求を出しました。
警察官のティンペルモーザーさんは2人だけで行かせるのは危険だと心配しますが、ホッツェンプロッツの言うことを聞かないとおばあさんが危ない目にあうかもしれません。
そこでティンペルモーザーさんは””52㎞以内の場所なら、そこで起こる全てのことを水晶玉で見ることができる” という「千里眼者」のシュロッターベック未亡人に協力を求めました。
何しろシュロッターベック未亡人は”国家試験”に合格している千里眼者なので、とても優秀なんです。
ちなみにシュロッターベック未亡人の本職はすごく当たると評判の「占い師」です。
- カルタ占い
- 夢判断
- 手相判断
- コーヒーだしがらによる予言
- 各種霊術
そして、シュロッターベック未亡人は千里眼を習っているときに、魔法も少しだけ習っていました。
まだうまく魔法も使えないのに、愛犬のダックスフンド、バスティに魔法をかけたらワニになってしまったのです!
もちろん元に戻す魔法なんてシュロッターベック未亡人は使えません。
結局シュロッターベック未亡人は元に戻す研究をつづけながら、中身がダックスフンドのワニを何年も飼い続けているのです。
バスティに警察犬の役目をしてもらい、無事におばあさんを助け出すことのできたカスパールとゼッペルは、お礼にバスティの姿を元に戻してあげることを約束しました。
大どろぼうホッツェンプロッツ三たたびあらわる
あの大どろぼうホッツェンプロッツがどろぼうをやめると言い出しましたが誰も本気にしません。
そればかりか占いに使う水晶玉を盗んだ疑いまでかけられてしまいます。
ホッツェンプロッツの本気でどろぼうをやめる決心を知ったカスパールとゼッペルは彼に協力するようになります。
カスパールとゼッペルはシュロッターベック未亡人の愛犬のバスティの姿を元に戻そうと色々やってみましたがなかなかうまくいきません。
シュロッターベック未亡人はあまりうまくもない魔法を使ってしまったことをずっと後悔しています。
魔法もうまく使えないうちから、自分だけでなく他のものに魔法をかけてしまうと後悔しますね。
うっかりもののまほうつかい
学者のイワン・イワーノヴィッチ・シードロフは機械づくりの名人で、魔法使いでもありとてもうっかりものでもありました。
ある日、馬車に乗っている男の子が「どんなことでもできるなら、ぼくの馬を猫に変えられますか?」とイワンにたずねます。
「できるとも!」とイワンが魔法のレンズを取り出して馬のほうに向けると、馬がたちまちネコに変身してしまいした!
が・・・
「どうやってネコを馬にもどすつもりですか?動物を大きくする魔法のレンズはこわれているのに……」
さあ、うっかりもののイワンはどうするのでしょう?
いくら魔法が使えても魔法使い自身がしっかりしていないと宝の持ち腐れですね。
イワンは大きなものから小さなものまで発明してしまう立派な発明家でもありみんなに知られた魔法使いでもあります。
しかし大変なうっかりもので帽子の上に帽子をかぶったり、会議の予定を忘れたりすることもしょっちゅうです。
今日も馬車に乗った少年に「馬を猫に変えれる?」と言われて、「できるとも!」と”動物を小さくする魔法のレンズ”で馬を猫に変えてしまいました。
そこまでは良かったのですが、うっかり「動物を大きくする魔法のレンズ」を修理に出していたことを忘れていました!
修理が終わるまで一か月はかかります。
幸い、形は猫でも力は馬のままなので、馬車を引くことはできました。
そのまま1か月がたち、突然猫が寝ていた暖炉が崩れ落ちて大きな馬が横たわっていました。
何が起きたのでしょう??
実はイワンが治った”動物を大きくするレンズ”を誰にも言わずに、うっかり少年のいる村の方に向けてしまったのです。
少年に謝って壊れた暖炉はイワンが直したので、これで一見落着かと思いきや、馬は猫だったときのくせが治らないのです。
ネズミをみれば飛びかかるし、夜中は屋根の上に上って他の猫たちと遊んでいるし・・・
魔法はうまく使えても、魔法使いがうっかり者だったら色んな人が迷惑してしまいます。
人に影響を与えるような魔法を使う時はくれぐれも慎重に!!
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