- 大どろぼうホッツェンプロッツ
- ピーターラビット
- 飛ぶ教室
- 名犬ラッシー
- 母をたずねて
- 特別な状況だったら・・「いつもと違うことをやってみる」
- 相手が絶対有利な状況だったら・・「相手のチャンスを利用する」
- その方法しかないと追い詰められた状況だったら・・「誰かに相談してみる」
- くじけそうで心が折れそうな状況だったら・・「自分の勇気を信じてみる」

Contents
特別な状況だったら・・「いつもと違うことをやってみる」
大どろぼうホッツェンプロッツ
あの大どろぼうホッツェンプロッツが脱獄しました!
カスパールとゼッペルに恨みを晴らそうとホッツェンプロッツはおばあさんを誘拐してしまいます。
2人は占い師や愛犬の力を借りて、おばあさんを救出すべくホッツェンプロッツと対決します。
ホッツェンプロッツがおばあさんを誘拐してしまいました!
しかも返してほしければ、「カスパールとゼッペルだけで身代金 555マルク55ペニヒを持ってこい」と要求まで出しました。

警察官のティンペルモーザーさんは2人だけで行かせるのは危険だと心配します。
でも、ホッツェンプロッツの言うことを聞かないとおばあさんが危ない目にあうかもしれません。
そこで、ティンペルモーザーさんはこのような場合にはいつもの捜査をしていてはだめだと判断しました。
特別な状況には、いつもとは違う方法を使わなくてはいけないということです。
そこでティンペルモーザーさんは””52㎞以内の場所で起こること全てを水晶玉で見ることができる” という「千里眼者」のシュロッターベック未亡人に協力を求めました。

何しろシュロッターベック未亡人は”国家試験”に合格している千里眼者なので、とても優秀なんです。
見事!彼女と彼女の愛犬の活躍があって、おばあさんを無事に取り戻しホッツェンプロッツも捕らえることができました。
いつもの方法ではこの状況は乗り越えられない
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思い切っていつもと違うことをやってみる!
相手が絶対有利な状況だったら・・「相手のチャンスを利用する」
ピーターラビット
いたずら好きなうさぎのピーターラビットは、マグレガーさんの畑でしょっちゅう野菜を盗んでいました。
ところがある日、動物嫌いの青年トーマスがやってきて、ピーターたちを捕まえようとしたから、さあ大変。

トーマスは畑の野菜を捕ってしまい家にまで侵入してくるピーターたちを捕まえようと、畑に電気柵をびっしり敷き詰めました。
少しでも電気柵に触れればピーターたちは感電してしまいます。

ここでピーターは亡くなったお父さんがよく言っていた言葉を思い出しました。
相手のチャンスを利用してこちらのチャンスに変えてしまえばいいのです
そこでピーターはトーマスの仕掛けた電気柵の回路を入れ替えてしまいました!
すると、トーマスが家のドアノブを触ると電流が流れて、トーマスがしびれてしまいました!

相手が絶対有利な状況なら
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相手のチャンスをこちらのチャンスに変える
その方法しかないと追い詰められた状況だったら・・「誰かに相談してみる」
飛ぶ教室
第一次世界大戦後のドイツ、キルヒベルクにある寄宿学校では少年たちが上演する劇「飛ぶ教室」の練習をしています。
ところがその最中に敵対している実業学校の生徒たちが、以前旗を奪って破かれたことの仕返しにと、寄宿学校の同級生を拉致したのです。
少年たちは同級生を奪い返しに教室を飛び出しました。
寄宿学校と実業学校との生徒たちの戦いが始まろうとしています。

お互い30人くらいが集まっているので、全員で戦えば大騒ぎになってしまい大人たちに知られてしまいます。
そうしたら、学校をやめさせられるかもしれません。
しかし、戦わないと拉致された仲間は返ってこないのです。
学校の近くに置いてある使われなくなった列車の車両に「禁煙さん」と呼ばれる男の人が住んでいます。
禁煙さんは少年たちの話をよく聞いてくれるのでとても人気があるのです。
少年たちは禁煙さんにどうしたらいいかを聞いてみました。
禁煙さんの答えは単純です。
どうして全員で殴り合う必要があるんだ?
2人で戦って君たちが勝ったら、人質を返してもらうように言えばいいんだ

誰かに相談することで、あっさり解決する場合もありますね
その方法しかないと追い詰められた状況なら
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誰かに相談してみる!
くじけそうで心が折れそうな状況だったら・・「自分の勇気を信じてみる」
名犬ラッシー
村で一番賢くて美しいと評判の、コリー犬・ラッシーでしたが、お金持ちの侯爵に売られてしまいました。
それでも、大好きな飼い主・ジョーの元へ帰るためにラッシーのはるかな旅が始まります。
ジョーの村からはるかに遠いスコットランドまで連れていかれたラッシーですが、ジョーの元へ戻ろうと脱走します。

その途中で、ラッシーは牧場に迷い込んでしまいました。
ラッシーは羊を襲う野犬だと間違われて、人間に犬を2匹けしかけられました。
いくらラッシーが勇敢だとはいっても、2匹の大きな犬が相手では状況はかなり不利です。
ラッシーはもう少しで倒されそうになってしまいます。
そのとき、他の犬が持っていないラッシーだけが持っている特別なことを思い出しました。
それは「血統」でした。
ラッシーは純粋なコリー犬の血統種であり、勇敢な狩猟犬として血を受け継いでいます。

ラッシーは「自分は勇敢である!絶対負けない!」と、コリー犬の誇りを捨てずに勇ましく立ち向かい犬を倒しました。
母をたずねて
13歳のマルコは音信不通になったお母さんを探すために、たった一人でアルゼンチン行きの汽船に乗り込みました。
お母さんに一目でいいから、もう一度会いたいと歩き続ける、マルコの壮大な旅の物語です。
ジェノバ人のマルコはお母さんを探すために、アルゼンチン行きの船に乗り込みました。

お母さんを見つけるまでは「絶対弱音を吐かない」、「絶対にあきらめない」という固い決心で旅に出たマルコでした。
しかし、次々に襲ってくるピンチにマルコの心は折れそうでした。
- 27日間の一人ぼっちの長い船旅
- 港についたら持っていたお金の半分を盗まれる
- お母さんがいるはずの家に行ったら、数100㎞もあるコルドバに引っ越したと聞かされる
途方に暮れるマルコですが、親切な紳士の助けもあり、コルドバへ行くための大きな帆船に乗り込むことができました。
船の旅は3日3晩続き、マルコは不安と一人ぼっちの寂しさで元気をなくしてすすり泣いていました。
ジェノバ人の船乗りがマルコにむかって叫びました!
ジェノバっ子はな、世界をまたにかけて、意気ようようと、かたで風を切って飛び回っているんだ!
これを聞いてマルコは”ジェノバ人の血”を思い出しました。
勇敢なジェノバ人の血を引いている自分を信じると勇気が出て涙が止まりました。
自分は勇敢であると信じられたマルコは、この先どんな苦労に遭っても一人ぼっちでも歩き続けてもちっとも怖くも寂しくもないのでした。
負けそうで辛い状況でも
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自分は勇気があってたくましいと信じてみる