宿題を忘れても怒られない方法ないかなあ・・・
宿題なんかしたくないなあ・・・
「宿題大好き!」という子どもはいないでしょう。
どんな子だって宿題が嫌いで、きるだけさぼろうとするものです。

なので、今日は宿題をしたくない時の気持ちを変える本を紹介していきます。
- 先生しゅくだいわすれました
- 宿題ひきうけ株式会社
- 宿題ロボットひろったんですけど
- しゅくだいなくします!
- みんなを笑わせるくらいのウソを考えてみる
- お金を払ってやってもらう
- 宿題をしてくれるロボットを拾う
- 宿題そのものをなくす

Contents
みんなを笑わせるくらいのウソを考えてみる
先生しゅくだいわすれました
ゆうすけは宿題を忘れてしまいました。
忘れたいいわけをしていると、えりこ先生が「嘘をつくならもっとうまくつかなくちゃ」と教えてくれて、それからクラスのみんな交代で宿題を忘れたウソを考えてくることになりました。
ゆうすけが宿題を忘れた言い訳(うそ)を考えていると、えりこ先生が笑いながら言いました。
ゆうすけはその日に出た宿題を忘れることにして、明日先生に言うウソを考えることにしました。
宇宙人が現れて、地球の小学生の算数のレベルの高さに驚いていました!
そしてぜひ教えて欲しいと頼まれたので、宇宙船に乗って他の宇宙人たちに九九をおしえてあげていたから宿題できませんでした。
さあそれからが大変です。
宿題を忘れた他の子たちも忘れたウソを考えてきて、「明日宿題忘れるから!」と言う子まで出てきました。
みんなが「明日宿題を忘れたい」と言うようになったので、順番を決めて交代で「宿題を忘れる」ことになりました。
不公平にならないように、宿題をわすれる人は、一日一人にしましょう
これなら誰かは毎回宿題やらなくてもいいので、みんな大賛成です。
しかし、ある問題が出てきました。
それは、「宿題がやれなかったウソ」を考える時間の方が「宿題をちゃんとやる」時間より長くなってしまうことです。
ゆうすけが「宿題を忘れる番」になりましたが、全くウソが思いつきません。
普通じゃ面白くないし、みんなを笑わせなくてはいけないし、それでいて他の人が言った理由はもう使えないし・・・

しょうがないので、約束を破って(?)宿題をやってみるとたった10分で終わってしまいました!
ちなみに「宿題ができなかったウソ」を考えていた時間は2時間でした。
そしてみんながウソを思いつかなくなって、宿題を忘れる子がいなくなりました。
宿題もたまに忘れるのならいいんですけど、「忘れなくてはいけない」ってなるとなんだか嬉しくなくなりますね。

お金を払ってやってもらう
宿題ひきうけ株式会社
タケシたち6人は、お金をもらって宿題をやってあげる“宿題ひきうけ株式会社”をつくりました。
それから色々考えだしました。
どうして宿題があるのか、「やばん」って何? いじめって失くせば解決? など・・
「宿題引き受け株式会社」とはもちろん、宿題を本人の代わりにやってくれる会社です。
「宿題引き受け株式会社」の社員は小学5年生のタケシ以下頭のいい生徒たちです。
「宿題引き受け株式会社」からセールスをされて他の小学生たちの反応は以下の通りです。
あまり評判が良くありません。
そして「宿題引き受け株式会社」の中にも、「本当にこれは正しいことなんだろうか?」という疑問が広まって行きます。
結局先生にばれることになり、「宿題引き受け株式会社」は解散することになってしまいました。
いまになって考えてみると、宿題ひきうけ株式会社のしごとはけっしてよいことではなかった。だが、そのよくないことを、なぜタケシたちはずっとやってきたのだろうか。
心のどこかに、このくらいのことはしていいんだ、という気持ちがあったからだ、とタケシは思う。
あなたは「宿題引き受け株式会社」にお金を払って宿題をやってもらいますか??
それとも悪いことだと思って、自分で宿題をやりますか?
宿題をしてくれるロボットを拾う
宿題ロボットひろったんですけど
オルビーはとても頭のいい宇宙探査用の人型ロボットですが、一人きりで宇宙へ行くことが嫌になって、研究所から逃げ出しました。
充電が無くなって動けなくなったところを、引っ越してきたばかりの小学生のリヌスに助けられます。
オルビーは、リヌスの宿題から部屋の片づけまで、あっという間に終わらせてくれました。
しかし、オルビーを狙う泥棒たちに誘拐されてしまいます。
リヌスはオルビーを助けることができるのでしょうか?
リヌスはオルビーを拾って、今まで苦手だった宿題や部屋の片づけをやってもらうことにしました。

何しろオルビーは超高性能電子頭脳を持っているので、宿題も部屋の片づけもあっというまにやってしまいました。
そして町の不良たちもオルビーの力でこらしめることができました。
もはやリヌスにとって、オルビーは無くてはならない存在になってしまいました。
もうオルビーのいない生活なんて考えられなくなりました。

リヌスは今や
- 同級生にとっては勇敢な友達
- 先生には頭のいい勉強のできる生徒
- 母親には真面目で言うことを聞く息子
です。
でもオルビーは気づいていました。
このままでリヌスのためにならないことを。
あわてたリヌスはなんとかオルビーに今までどうりやってもらうように色々言いましたが、頭のいいオルビーは全てお見通しです。
そこで、オルビーはリヌスが早くできるように教えました。
オルビーの教え方は先生よりも上手で分かりやすくて楽しいので、リヌスは夢中で勉強するようになりました。
そして、他にも料理や部屋の掃除を簡単にできる方法を教えて、リヌスは大満足でした。

けれどリヌスはオルビーに教えられていないことを自分で考えてできるようになっていったのです。
でもリヌスはそのことに気がついていませんでした。
オルビーがどろぼうたちにだまされて連れていかれた時は、自分の頭で考えて勇気を出して行動することができました。
そして、今までけんかばかりしていた隣の席の女友達のフレデリケと力を合わせて見事オルビーを救い出すことができました。
オルビーはリヌスが成長したことが分かると、リヌスみたいに助けを必要としている子どもたちを助けるために旅に出ることになりました。
オルビーがいなくなってこれからいったいどうすればいいのか分からず泣いていたリヌスにオルビーはこう言いました。
いくら宿題ロボットを拾っても、自分でも成長しようと思わない限り、全てロボットにやってもらって自分はだめな人間になってしまいますね。
宿題そのものをなくす
しゅくだいなくします!
いかにも「いたずらぼうず」という顔をしたごんちゃんは先生の言うことを聞くのが大嫌いです。

その中でも一番嫌いなのが宿題です。
先生の言うこと聞かなくて廊下に立たされたら、ごんちゃんにとってはラッキーです。
そのまま走って家まで帰ろうとしちゃいます。
どうしてかって??
でも、先生にはこう言われちゃいます。
ごんちゃんは思わずひっくり返って「だめだこりゃ」
すると他の子どもたちも同じようにひっくり返って「だめだこりゃ」
そしてごんちゃんは次の宿題をやらなくてもいい方法を見つけました。
それは黒板係になること。
黒板係というのは、黒板をきれいにする係です。

黒板係になったごんちゃんは大張り切りです。
誰かが黒板に落書きしても、先生が書いた文字も授業が終われば飛んで行って消してしまいます
中でもしゅくだいという字は授業中でも飛んでいてささーーっと消してしまいます。
だから1年2組ではこのところ宿題がありません。
がんばれごんちゃん。
宿題そのものをなくしちゃうごんちゃんの働きにクラスの子たちみんなで「がんばれ ごんちゃん」と大笑い。
よっぽど宿題が嫌いなんですね。
先生からすれば困ったものですけど、どこか憎めないごんちゃんでした。
