自分が思っていることが相手に分かってもらえないと、ついついこんなこと考えちゃいますよね。
そんなあなたにはこの2つのことを知っておいてほしいです。
相手に自分の気持ちを分かってもらえるようになるには、このたった2つのことを知っておきましょう
- 誰もあなたの「きもち」は分からない
- 伝えないと気持ちは分かってもらえない
そしてこの2つのことについてのお話は
- おしっこちょっぴりもれたろう
- 動物園ものがたり
- 耳の聞こえない子がわたります
- 人魚姫
- レインボーフラッグ物語
Contents
誰もあなたの「きもち」は分からない
おしっこちょっぴりもれたろう
おしっこちょっぴりもれたろうはいつもおしっこがちょっぴりもれてパンツがちょっぴりぬれています。
そのまま外へ出て歩いている人に「おしっこちょっぴりもれてる?」って聞いても誰ももれていません。
でも、そのかわりに他のことで困っている人はたくさんいました。
おしっこちょっぴりもれたろうはいつもおしっこがちょっぴりもれているのは自分だけかと思って、外でたくさんの人に「おしっこちょっぴりもれてる?」って聞いてきました。
でも、「おしっこがちょっぴりもれている」ことに困っている人はいませんでした。
そのかわり、他のことで困っていました。
- 「くつ下がすぐずれちゃって気持ちわるいの」
- 「ほうれんそうが歯にはさまってとれないの」
- 「上着を着たら、下の洋服のそでがぐちゃぐちゃになっちゃったの」
外から見ただけでは、この「きもち」を知ることはできませんでした。
おしっこちょっぴりもれたろうだって、パンツにちょっぴりもれているだけで、外からはおしっこがちょっぴりもれていることに気づく人は誰もいません。
そとからみたら わかんないけど、
みんな それぞれ そのひとにしか わかんない こまったことが あるんだな・・・
動物園ものがたり
ある日の動物園に出てくる登場人物全員が主人公のお話。
お客さんは
- 迷子で元気な女の子、まあちゃん。
- たのしそうに手をつないだ、おじいさんとおばあさん。
- ケンカばかりしている、お父さんとお母さん。
- カバの飼育員の井上くんと小林さん。
- カバの母娘のウメちゃんとモモちゃん
「ヒ・ポ・ポ・タ・マ・ス!」はまあちゃんが使える「魔法の言葉」!

このお話に出てくる人はみんな相手の「きもち」が分かりません。
- まあちゃんはけんかばかりしているお父さんとお母さんが嫌だから自分から迷子になりました。でも、お父さんとお母さんはそのことに気がつかないのです。
- カバの飼育員の井上くんは、明日カバのモモちゃんが他の動物園に行っちゃうので悲しい気持ちです。でも、まあちゃんはそのことは分かりません。
- 井上くんはまあちゃんがなぜ一人でカバを見ているのか分かりません。
- お父さんもお母さんもお互いの気持ちを知りません。
まあちゃんは、カバ係のおにいさんが、なぜ、かなしそうなのかは知りません。
おなじように、井上くんも、なぜ、まあちゃんがひとりでカバを見ているのか知りません。
このお話はまあちゃんが魔法の言葉の「ヒ・ポ・ポ・タ・マ・ス!」と唱えることで、みんなの「きもち」が分かることができました。
魔法の言葉の秘密は何でしょうか?
それは次にお話しますね
伝えないと気持ちは分かってもらえない

「「ヒ・ポ・ポ・タ・マ・ス!」の秘密はこれでした!
ただ心の中で思っているだけでは、誰もあなたの気持ちは分かってくれません。
それを相手に伝えて、初めて相手はあなたの「きもち」に気がつくことができるのです。
耳の聞こえない子がわたります
ミーガンが耳の聞こえないけど、毎日元気いっぱいの9歳の女の子。
ある日、近所に同い年の女の子のシンディが引っ越してきて大よろこび。
2人は同い年の子たちが集まるキャンプに出かけますが、ミーガンとシンディがけんかをしてしまい、さらにミーガンが夜のキャンプ場で迷子になってしまい・・
ミーガンとシンディは一緒に行ったキャンプでけんかをしてしまいます。
ミーガンは耳が聞こえませんが、シンディもミーガンもお互いに通じる‟手話‟を知っているので言いたいことはいつも言っていました。
しかし、シンディが他の女の子と仲良くなったので、ミーガンは焼きもちを焼いて素直に謝ることができません。
シンディも謝りたい気持ちはあるのですが、なかなか言い出せません。
でもこんながんこな2人も、最後は思っていることを全て言うことができて(髪の毛を引っ張り愛したり、顔をひっかいたりして)すっきりして仲直りしました。
人魚姫
人魚姫は海の底に住んでいますが、海でおぼれていた王子さまを助けて好きになります。
魔女に声を上げる代わりに足をもらって、陸に上がって王子さまと再び出会うことができました。
でも、王子さまは助けてくれたのが人魚姫だとは知らずに他の国のお姫様と結婚してしまうのです。
人魚姫は悲しみのあまり海に飛び込んで「泡」になってしまいました。

もし、王子さまが人魚姫の心の中を見ることができたなら、王子さまを助けたのは人魚姫であると分かったでしょう。
でも、そんなことはできません。他の人の考えていることは分かりませんからね。
なので、人魚姫が自分から言わないかぎりは王子さまに分かってもらう方法はないのです。
人魚姫は声を魔女にあげていたのでことはで喋ることはできませんが、他の方法で王子さまに伝えることはできたはずです。
実は人魚姫には王子さまに伝えたいけど伝えられない理由があったのです。
それは本を読んでもらうとして!!
ここで言いたいことは「ちゃんと伝えないと分かってもらえない」ということです。
レインボーフラッグ誕生物語
レインボーフラッグは、ゲイの人権活動家ハーヴェイ・ミルクとデザイナーのギルバート・ベイカーによって、セクシュアルマイノリティのほこりのシンボルとして生まれました。
色あざやかなレインボーフラッグは、世界じゅうのセクシュアルマイノリティ数百万人の希望とほこりを表すシンボルとなっていきました。
「レインボーフラッグ」とか「セクシャルマイノリティ」とか「LGBT]っていう言葉を知っていますか?
みんなは「男の子が好きで、女の子は男のが好き」が当たり前って思っているかもしれませんね。
でも、世のなかには「色んな好き」があって、男の子が男の子を好きでも、女の子が女の子が好きでも 全然おかしくないんです。
むしろ、「人の好き」が「自分の好き」と違うからって変に思ったりからかったりするほうがおかしいですよね。
よく分からなければこういう本を読んでみてください。
今まで知らなかったことや当たり前だと思っていたことが実はそうではないってことはたくさんありますよ。
それはともかく、「レインボーフラッグ」は色んな考えの人がいることを表している旗なんですね。
それを作って世の中に広めたのがハーヴェイ・ミルクという人です。
この人も「好き」が他の大勢の人と違っていて、悲しい思いをしてきました。
「同じように悲しい思いをしている人たちが堂々と自分の「好き」を言える世界にしていきたい!」と思い、「レインボーフラッグ」を作りました。
彼もただ「広めたい!」と思っていただけでは、誰も彼の「好き」を分かることはできませんでした。
でも、がんばってレインボーフラッグを作りそれを世の中に広めていったことで、世界中の人が彼の想いを知ることができました。
そして、同じように「色んな好き」を言いたくても言えなかった人が自分の「きもち」を言えるようになり、今では色々な「好き」を言える世の中になっていっています。
ハーヴェイ・ミルクのしたことは言葉はもちろんですが、「レインボーフラッグ」というみんなが見てすぐ分かるものを広めていったことが大きいですね。
以上、「自分の気持ちを分かってもらえない人」の気持ちが変わることを書いてきました。
それでは今日のおさらいです
今日のおさらい♪
相手に自分の気持ちを分かってもらえるようになるには、このたった2つのことを知っておきましょう
- 誰もあなたの「きもち」は分からない
- 伝えないと気持ちは分かってもらえない
そしてこの2つのことについてのお話は
- おしっこちょっぴりもれたろう
- 動物園ものがたり
- 耳の聞こえない子がわたります
- 人魚姫
- レインボーフラッグ誕生物語