もっと大きくなりたいな・・・・
- 赤毛のアン
- オズの魔法使い
- 一寸法師
- みにくいアヒルの子
- ガリバー旅行記
- そう思っているのは自分だけ!
- 自分の自信のあるものを見つけてみる
- 成長すると気にならなくなる。今だけだと思う
- 他の人から見たらどうかと考えてみる
Contents
そう思っているのは自分だけ!
赤毛のアン
孤児のアン・シャーリーは大きな眼にソバカスだらけの顔、おしゃべりと想像することが大好きな赤毛の女の子。
手違いから、グリン・ゲイブルスの老兄妹に引き取られ、初めは戸惑っていた2人も次第にアンを愛するようになり、アンは美しい自然のの中で明るく成長していきます。
『赤毛のアン』に出てくるアン・シャーリーはコンプレックスの塊のような女の子です。
- お父さんもお母さんもいない
- やせっぽちでそばかすが多い
- 顔が美人ではない
と色々あるのですが、アンがいちばん自分の体で嫌いなところは「赤毛」であることです。
何しろ「他のすべてのことはいいにしても、この赤毛がある限り私は絶対幸せになれない」と言っているくらい赤毛であることにコンプレックスをもっています。
この赤毛に対してとてもコンプレックスを持っているので、赤毛をからかってくる人にはものすごい怒ります。
初めて会った隣の家に住むリンド夫人に赤毛をからかわれて、ものすごい怒ってしまい後で渋々謝りにいかされます。
クラスメイトのギルバート・ブライズには「にんじん!にんじん!」と赤毛をからかわれて石板で頭を殴ってしまいます。
それから学校を卒業するまで、ギルバートがどんなに謝ってもアンは決して許さず口をききませんでした。
でも、実はギルバートは赤毛であるアンのことが好きだったんです。
好きな女の子につい意地悪しちゃうことってありますよね?
だからついからかって意地悪したくなっちゃったんです。
そして、アンの親友のダイアナもアンの赤毛はかわいいと思っています。
アンの嫌だと思っている赤毛も他の人から見たらとても魅力的なチャームポイントなんですね。
自分の自信のあるものを見つけてみる
オズの魔法使い
アメリカのカンサスに住む少女、ドロシーは竜巻に魔女の国まで吹き飛ばされてしまいました。
ワラのかかし、ブリキの木こり、勇気のないライオンと一緒に旅をして魔法使い「オズ」に会いにいきます。

ドロシーと一緒に旅をする「わらのかかし」「ブリキの木こり」「勇気のないライオン」はそれぞれ「脳みそがない」「人の心がない」「勇気がない」というコンプレックスを抱えています。
魔法使いのオズに会えば、それらをもらえるというのでドロシーと一緒に旅に出るのです。
しかし、オズに会ってもそれらをもらうことはできませんでした。
でも、彼らは自分たちでそのコンプレックスを失くしていったんですね。
オズに会いに旅をしていく途中で、ピンチが何回もありました。
彼らは自分のできることを精一杯やって仲間を助けピンチを乗り越えてきました。
すると、いつのまにか自分に自信がついてコンプレックスが気にならなくなっていたんですね。
だからオズに欲しいものがもらえなくてもがかっかりすることはありませんでした。
一寸法師
一寸法師は成長しても体は小さいままでしたが、都へ行くことを決心します。
都でお姫様を守るために鬼をやっつけて、打ち出の小づちを手に入れます
打ち出のこづちをふると、一寸法師の体は大きくなっていきました。

「一寸」とはだいたい3cmくらいの大きさです。
これだけ体の小さいコンプレックスをもっていながら、一寸法師は勇気をもって鬼と戦いました。
すると、そのごほうびとして打ち出の小づちを手に入れることができました。
最終的に背は大きくなりましたが、これは一寸法師が「背が小さくても戦える勇気」を持っていたから、神様からのごほうびだったのではないでしょうか。
成長すると気にならなくなる。今だけだと思う
みにくいアヒルの子
みにくいアヒルの子は他の兄弟たちより大きくて体の色が黒かったのでいつもいじめられていました。
ついに家を出て色々な場所を旅しましたが犬にも猫にもにわとりにも意地悪をされてしまいます。
冬になってきれいな白鳥たちが湖にいるのを見て、みにくいアヒルの子は近づいていこうとすると、水にきれいな白鳥が映りました。
みにくいアヒルの子はじつはきれいな白鳥だったのです。
それからは仲間の白鳥たちと一緒に幸せに暮らしました。

みにくいアヒルの子は「自分の体が兄弟たちより黒くてみにくい」というコンプレックスをずっと抱えていて悲しい思いをいっぱいしてきました。
しかし、大きくなったら誰よりも美しい白鳥になれたんです。
子どもの体って成長するにつれて変わっていくんですよ。
背の低かった子が急に大きくなったり、髪の毛がくるくるだった子が真っすぐな髪になったり。
子どものうちは分からないかもしれませんが、体の変化ってすごい早いんですよ。
『赤毛のアン』のアンも成長するにつれて、赤毛の色が金色っぽく変わっていき気にならなくなっていきました。
いやむしろ、少し赤毛がかった髪を気に入っているほどです。
今はコンプレックスで気にしていても成長したらどんな風な魅力的なものに変わっていくか想像したらワクワクしてきませんか?
他の人から見たらどうかと考えてみる
ガリバー旅行記
イギリスの船長ガリバーが色々な国を旅するお話です。
『ガリバー旅行記』のガリバーは色んな国へ行きました。
小人の国、巨人の国、馬の国、科学の進んだ国、そして実は日本にも来ています。
ガリバーは私たちと同じ大きさの人間ですが、小人の国に行ったら巨人だと怖がられて縛られてしまいました。

ガリバーが町を歩けば小人の家を壊してしまいそうになり、食べ物もガリバーがお腹いっぱい食べようとすると小人たちの食べ物がなくなってしまいます。
ガリバーは小人たちの役に立とうとするのですが、結局巨人だから」と迷惑がられて小人の国を追い出されてしまいます。
一方で、ガリバーが巨人の国に着いたときは「小人だから」と珍しがられるのです。
つまり、背が高いとか小さいとかは相手が判断することではないでしょうか?
クラスでは一番小さいかもしれないけど、他のクラスに行けば大きい方かもしれない。
足が遅いと思っていても、運動会では他のクラスの子に勝つことができた。
今日のおさらい♪
いかかでしたか?
少しはあなたのコンプレックスに対する考え方が変わりましたでしょうか?
それでは今日のおさらいです。
今日紹介した本を読んで、楽しく過ごしてくださいね♪
他にもおすすめの本があったら是非教えてくださいね!
- そう思っているのは自分だけ!
- 自分の自信のあるものを見つけてみる
- 成長すると気にならなくなる。今だけだと思う
- 他の人から見たらどうかと考えてみる
- 赤毛のアン
- オズの魔法使い
- 一寸法師
- みにくいアヒルの子
- ガリバー旅行記
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