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「泣き虫」の方がいい!色んな「なみだ」を知ると人にも動物にも優しくなれます。

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えーーーーん😢

今日も悲しいことがあって泣いちゃったよ

僕すぐに泣いちゃうし、周りからは泣き虫って言われるし、何とかならないかなああ・・・

 

今の子どもたちは感情がうすれているというか、あまり泣いたり笑ったりすることがないと聞くので、感情豊かな子はいいと思いますよ!

泣く男の子

でも、泣き虫とか言われると悔しくてまたなみだが出てきちゃいますよね。

泣く女の子

それだったら今日は「色んななみだ」について考えてみましょう!

 

もし、泣くことが悪いと思っているならその気持ちを変えていきましょう!

 

「なみだ」について分かる絵本
  • ないた
  • なみだどろぼう
  • なみだのおほしさま
  • チムとゆうかんなせんちょうさん
  • ロボット・カミイ
  • 泣いた赤鬼
  • 100万回生きたねこ
  • りゅうのめのなみだ
  • ぞうのなみだ ひとのなみだ

 

今日は絵本がたくさん! すごい感動してこんなこと思った!

 

「なみだ」について分かること
  • 色んな「泣く」がある
  • 夜空にはいろんな「なみだ」がある
  • 「怖い」なみだ
  • 「悲しい」なみだと「嬉しい」なみだ
  • 「悲しい」なみだと「嬉しい」なみだと「寂しい」なみだと「悔しい」なみだ
  • 心からの「悲しい」なみだと「寂しい」なみだ
  • 心からの「嬉しい」なみだ
  • 動物のなみだ

色んな「泣く」がある

ないた

『ないた』

ひとにはいろんな「なく」があって、いろんな「なみだ」があります。

とてもシンプルな絵本ですが、いろんな「なみだ」があってジーンときてウーンと考えちゃいます。

 

みんなの泣く時はどんな時ですか?

痛くて泣いて、

ケガをした女の子

悔しくて泣いて

ケンカ

寂しくて泣いて、

迷子の女の子

嬉しくて泣いて、

感動した男性

感動して泣いて、

本を読んで感動した女性

他にも、怖くて泣いて、悲しくて泣いて、

なんでかわかんないけど泣いて・・・

 

 

同じ「泣く」なのに何が違うんでしょうか?

 

そして動物が「なく」のは人間が「泣く」のと同じなんでしょうか?それとも動物は「泣かない」んでしょうか。

赤ちゃんはいっぱい泣いてほめられるのに大人が泣くと怒られるのはどうしてなんでしょうか。

 

あなたの流した「なみだ」はどのなみだですか?

 

この絵本を描いた人の言葉が素敵なので、これを読んで考えてみてください。

ぼくは、こどものころは、ひどいなきむしでしたが、おとなになると、あんまりなけません。

ぼくは、こどものころのように、まいにち、なけるようなひとに、なりたいのですが どうも、うまくいきません。

おとなになって わかったことだけど、すぐになけるのって、すばらしいことなのね。まいにちなけるなんて、かっこいいことなのよ。

ひとには、いろんな「なく」があって いろんな「なみだ」があります。「なく」ことについて、すこしかんがえてみようかな。

中川ひろたか

この言葉 感動するなああ

夜空にはいろんな「なみだ」がある

なみだどろぼう

『なみだどろぼう』

ある町になみだどろぼうがあらわれました。

なみだどろぼうは水たまりにしか姿が映らない白い髪の毛をとがらせて大きな灰色の目をして、足音のしない絹の靴を履いている女の子です。

今夜も泣いてる子の涙を次々に集めていったなみだどろぼうは、道で声もあげずに泣いている女の子に近寄って涙を盗もうとしますが・・

なみだどろぼうの盗んだなみだは宝石になります

  • 怒りん坊の子の涙は赤くてルビー
  • うらやましがりややきもちやきの子の涙は緑のエメラルド
  • 運が悪いことを嘆いているばかりの子の涙は青緑色のトルコ石
  • 怖くて流した涙は白のムーンストーン
  • やましいことをして流した涙はこはく色
宝石

 

同じなみだでも流した子によってこんなに違うんですね。

でもなみだどろぼうにとって一番価値のある涙は「心からの悲しみの涙」でした。

なみだどろぼうには、このなみだのたった一つぶが、くやしなみだの100こぶん、うそなみだの1000こぶん、と同じくらいのねうちがあることがわかっています。

 

ところで、なみだどろぼうはどうしてなみだを集めているんでしょうか。

それは集めたなみだを月の光に流し込むためでした。

「月の光は、わらいや、くるしみや、いかりや、たいくつのなみだなど、思いつくかぎりの、いろいろななみだからできているわ。

でも、一番うつくしい月の光は、まじりけのないじゅんすいな、かなしみでできているのあなたのなみだが、それだわ。」

 

女の子の流したなみだが流し込まれた月の光は、今まで見たこともないくらいきれいな光でした。

満月



なみだのおほしさま

『なみだのおほしさま』

ヨッタンは体の左側がマヒしていて、うまく歩けません。

お父さんが交通事故で死んでお母さんも病気になってしまったので、ヨッタンは1人で遠くにある「あけぼのがくえん」に入りました。

窓べでお母さんのことを考えているといつのまにかヨッタンはおほしさまの光っている空を飛んでいました。

その先にはお父さんそっくりのおじいさんがいて、ヨッタンに「なみだの秘密」について教えてくれました。

おじいさんはヨッタンに空に昇ってくる星をつかまえてカゴに入れてくれるように頼みました。

ヨッタンの両手はいつの間にか動かせるようになっていたので、ヨッタンは星をつかまえてカゴに入れてあげました。

 

 

ヨッタンはこの星がどこから来たのかおじいさんに聞きました。

おじいさんは「地球の人間が流したなみだが星になってのぼってきたんじゃ」と答えると、ヨッタンは「じゃあ、ぼくのなみだも星になってのぼってくるの?」と聞きました。

 

おじいさんは言いました。

「いやいや 自分のために流したなみだは星にはなれないのじゃ」

『うれしいときの なみだは つち に おちて はなになる。 

 

ともだちの ために ながす なみだ 

よわい ひとの ために ながす なみだ 

ひとの やさしさに ふれたときの なみだ だけが 

そらに のぼって ほしに なれるんじゃよ』

 

夜空を見上げてみましょう。

月はきれいですか?

星はたくさん見えますか?

夜空

 

もしそうなら、たくさん人のことを思って心から流す優しい子たちがたくさんいたんですね。

 

あなたのなみだは空にのぼったでしょうか??



ここから、いろんな「なみだ」を探していきましょう。

「怖い」なみだ

チムとゆうかんなせんちょうさん

『チムとゆうかんなせんちょうさん』

どうしても船乗りになりたいチムは、お父さんやお母さんに内緒で大きな汽船に乗り込みます。

チムを見つけた船長さんは、しっかり働くなら船に乗せてやると言ってくれます。

チムは一生懸命働き、船乗りたちや船長さんにも段々認められてきました。

そんなある夜、船が岩にぶつかり壊れて動かなくなってしまいました。

船に取り残されたチムと船長さんが取った行動は・・・

嵐と船

チムと船長さんは今にも沈みそうな船に二人で取り残されました。

チムはどうしていいか分からずに怖くて泣いています。

でも、船長さんは泣かずにチムにこう言いました。

「やあ、ぼうず、こっちへ こい。なくんじゃない。いさましくしろよ。わしたちは、うみのもくずと きえるんじゃ。なみだなんかは やくに たたんぞ」

船長さんにこう言われてチムは覚悟を決めることができました。

 

そして、チムは嬉しかったのでしょう。

なぜなら、船長さんはチムを一人の海の男として認めてくれたからです。

 

チムはもう泣きませんでした。

せんちょうに いわれて、チムは なみだを ふいて、もう びくびくするものかと おもいました。この せんちょうといっしょなら、うみの もくずと なろうとも、かまわないと おもいました。


「悲しい」なみだと「嬉しい」なみだ

ロボット・カミイ

 『ロボット・カミイ』

カミイはたけしとようこが作った紙のロボットですが、「ぼくは鋼鉄製の世界一強いロボットだ」といばっています。

おもちゃのロボット

わがままで泣き虫で力持ちのカミイは幼稚園に入って色々な大騒ぎを起こします。

カミイはとにかく泣き虫です。

小さな女の子が持っていたゾウのぬいぐるみ「ちびゾウ」を奪い取り、取り返されるとすごい勢いで泣き出します。

「ちびゾウをとってしまったら、あの子がかわいそうじゃないの」と言われると、カミイは「ぼくもかわいそうだよう。ちびゾウがないんだよう」と泣きながら言い返します。

これを聞いたたけしとようこははっとして、「カミイのいうとおりだ」と思い、幼稚園に入れてあげることにしました。

でも、幼稚園でもカミイは他の子に砂をかけたり、積み木を取ったり、劇をぶち壊したりして、それを責められるとまた泣くのです。

 

結局それが原因でみんなから嫌われて「ひとりグループ」にさせられます。

 

ところがトラックにひかれそうになった子どもを助けようとカミイはトラックに引かれてバラバラになってしまいます。

カミイのおそう式をしようと子どもたちがちびゾウを作り、他の子はカミイのばらばらになった体をセロハンテープで貼り付けました。

 

すると、カミイは何事もなかったかのように生きかえり、ちびゾウを見て「ちびゾウをぼくにつくってくれるんだって!」と飛び上がります。

 

この時にカミイはまだなみだを流しますが、前のなみだと違って光ったまま丸い玉が落ちていきました

カミイは不思議でした。「おかしいな。うれしいのに、なみだがでるなんて」

 

幼稚園のにしの先生は「それは うれし涙 というものよ」とにっこり教えてくれました。

 

カミイはなみだは悲しい時にしか流れないと思っていたのですが、実は嬉しくてもなみだは流れることを知りました。

悲しいなみだは紙でできたカミイの体を濡らしたのに、嬉しいなみだは光る丸い玉でした。

 

嬉しいなみだは悲しいなみだよりも、きれいなんですね。



「悲しい」なみだと「嬉しい」なみだと「寂しい」なみだと「悔しい」なみだ

泣いた赤鬼

『泣いた赤鬼』

赤鬼はとても優しく人間と仲良くなりたいのですが、みんな怖がって友達になってくれません。

ある日、友達の青鬼が遊びに来て「人間と仲良くなりたいなら、僕が人間の家で暴れるから僕をやっつけなよ」と言ってくれます。

青鬼が暴れて赤鬼が青鬼を追い払うと、人間たちは赤鬼と友達になってくれました。

でも、青鬼は遠くに行ってしまい、赤鬼はしくしくなみだを流しました。

赤鬼の流した「なみだ」はどのなみだだったのでしょうか?

泣いた赤鬼

もちろん、友達の青鬼がいなくなった悲しいなみだと寂しいなみだでしょう。

誰だって友達が遠くに行って会えなくなれば寂しいし悲しいですよね。

 

 

でも、ここで考えてほしいのは赤鬼は嬉しい涙と悔しい涙も流していたのではないかということです。

 

青鬼がいなくなったのは、せっかく人間と仲良くなった赤鬼が青鬼と一緒にいれば、また人間たちから嫌われてしまうと思ったからです。

だから、青鬼は赤鬼のために二度と会わないと遠くへ行ってしまったのです。

 

赤鬼は青鬼の優しさが嬉しくてなみだを流したのだと思います。

 

では悔しいなみだとは何でしょうか?

  • それは友達である青鬼をお芝居とはいえなぐってしまったこと。
  • そして、この方法でしか人間たちと仲良くなることはできなかったのかということ。

もっと別の方法を考えていれば、青鬼を殴らなくても人間たちを仲良くなれていたかもしれない。

青鬼も一緒に人間たちと仲良くできたのかもしれない。

 

そんなことを考えた悔しいなみだもあったのでしょう。

 

さっきのカミイは悲しい時は悲しいなみだ、嬉しい時は嬉しいなみだを流しました。

では、赤鬼はどうでしょうか?

気持ちが4つ入ってますね。

色んな気持ちが入ったなみだを赤鬼は流したんです。

 

色んななみだを同時に流せるんだ!?



心からの「悲しい」なみだと「寂しい」なみだ

100万回生きたねこ

『100万回いきたねこ』

あるところに100万回死んで100万回生きかえったネコがいました。

ネコが死んだときはみんな涙を流していたのに、ネコはみんなのことが嫌いだったので一回も泣きませんでした。

 

ネコは白いネコと結婚して子ネコもたくさん生まれました。

やがておばあさんになった白いネコは死んで、ネコもその隣で死にました。

 

でももう二度と生きかえりませんでした。

今まで自分のために泣いてくれた人のためにも泣かなかったのに、どうしてねこは白いねこが死んだときに生まれて初めて泣いたんでしょうか?

それは、ねこは今まで大切なねこに出会ってこなかったんでしょう。

 

ところが、生まれて初めて一番大切なねこと出会って結婚して子どもも生まれました。

猫のカップル

その大切な存在のねこが死んでしまい、もう2度と会えないという悲しい気持ちと寂しい気持ちががなみだになったのでしょう。

 

そして、一番大好きな人がいない世界に生きかえってもしょうがないと、ねこは二度と生きかえりませんでした。

ねこにとってはそれくらいの意味をもったなみだでした。

[blogcard url=”https://www.meigen-torisetsu.com/100mankaiikitaneko/”]

 



心からの「嬉しい」なみだ

りゅうのめのなみだ

『りゅうのめのなみだ』

人々から怖がられて嫌われていた竜がいましたが、一人の少年だけは別でした。

竜

少年は山の中に竜に会いに行き、竜に優しい言葉を掛けました。

竜は嬉しくてなみだを流し、そのなみだは川になりました。

竜の流したなみだは心からの「嬉しいなみだ」でしょうね。

 

今まで一度も人間たちから優しい言葉をかけてもらえなかった竜は人間を恨んで脅かしてきたのです。

竜は嬉しさのあまりに心を入れ替えて、これからは優しい子どもたちをたくさん背中に乗せてあげようと船になってしまいました。

自分の姿を変えてまで、子どもたちの役に立ちたいと竜は思ったのです。

 

りゅうの流した「嬉しいなみだ」はそれほど大きかったんですね。



動物のなみだ

ぞうのなみだ ひとのなみだ

『ぞうのなみだ ひとのなみだ』

あかちゃんぞうのポロンはお母さんぞうが大好き。

いつもお母さんぞうのそばを歩いています。

 

ある日人間たちが森の木を切っている音が聞こえました。

慌ててポロンとお母さんぞうが逃げ出すと、森があったところにお米が植えられていました。

初めて見るお米をお母さんぞうがおそるおそる口に入れると、向こうで人間たちが騒ぎ出しました。

 

そして、人間が銃を撃ってお母さんぞうに当たり、お母さんぞうはその場に倒れてしまいました。

 

焼かれようとするお母さんぞうの前で、人間の女の子がお祈りをしていました。

「ごめんなさい ごめんなさい・・・」

ぞうの親子

覚えていますか?

最初の方で動物が泣くことはあるかどうかを聞いたことを。

 

それは動物に聞かないと分かりませんが、動物だって悲しい気持ちや寂しい気持ちになることはあるはずです。

そうすればきっとなみだを流すことだってあるでしょう。

ちゃんとなみだを流しているお母さんゾウの写真も載っています。

これは悲しいなあ・・

 

お母さんゾウはポロンがいる前で人間に銃で撃たれました。

お母さんゾウはずっとポロンと一緒にいると約束しました。

でも、銃で撃たれてもうその約束が果たせない。

 

だから、悔しくて悲しくて泣いたんです。

 

そして、ポロンはまだ小さいのでお母さんが死んだことが分かりません。

ただ、戻ってこないお母さんが寂しくて「おかあさん、おかあさん」と叫ぶとなみだが流れました。

これは「寂しいなみだ」ですよね。

 

確かに!

 

本当に動物が悲しくてなみだを流しているかどうかははっきり分かりません。

でも、我々人間がそうやって動物の気持ちを考えてあげることで、動物たちにやさしくできるんじゃないでしょうか。

 

最近ペットを捨てたり動物をいじめたり、食べるわけでもないのに殺したりすることが多くなっています。

もし、動物が悲しくて涙を流すと思っていれば、絶対そんなことはできないはずです。

 

そしてお母さんぞうの前で謝っていた女の子のように、可哀そうに思えるはずです。

 


 

どうでしたか?

色んななみだを知って、泣くことについて気持ちが変わりましたか?

これからも感情豊かにいっぱい笑って泣いて明るく生きてくださいね 😉

今日のおさらい♪

「なみだ」について分かること
  • 色んな「泣く」がある
  • 夜空にはいろんな「なみだ」がある
  • 「怖い」なみだ
  • 「悲しい」なみだと「嬉しい」なみだ
  • 「悲しい」なみだと「嬉しい」なみだと「寂しい」なみだと「悔しい」なみだ
  • 心からの「悲しい」なみだと「寂しい」なみだ
  • 心からの「嬉しい」なみだ
  • 動物のなみだ
「なみだ」について分かる絵本
  • ないた
  • なみだどろぼう
  • なみだのおほしさま
  • チムとゆうかんなせんちょうさん
  • ロボット・カミイ
  • 泣いた赤鬼
  • 100万回生きたねこ
  • りゅうのめのなみだぞうのなみだ ひとのなみだ

 

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