オバケにあったら怖いしとりつかれそうだし・・
僕は怖がりだから何とかできないかなあ・・
子どもが夜道を一人で歩くのは危ないのでできればしない方がいいですが、暗いって怖いですよね。
何か音がしただけでもビクってなったり、何もないのに何かいそうな気がしたり。

それだけじゃなくて怖い話を聞いた後は1人でお風呂に入れなかったり、一人で寝るのがとても怖いこともありますよね。
今日はそんな人にオバケについての本を紹介してみます。
これを読めばオバケに対する気持ちが変わりますよ♪
- 赤毛のアン
- 怪異事典 副読本
- 若おかみは小学生!
- クリスマス・キャロル
- オバケちゃん
- オバケをつくり出しているのはあなた自身かも!
- オバケを見るのは実はいいこと!
- オバケだっていろいろ!
- こんなオバケもいるんだ!

Contents
オバケをつくり出しているのはあなた自身かも?
赤毛のアン
孤児のアン・シャーリーは大きな眼にソバカスだらけの顔、おしゃべりと想像することが大好きな赤毛の女の子。
手違いから、グリン・ゲイブルスの老兄妹のマシューとマリラに引き取られ、初めは戸惑っていた2人も次第にアンを愛するようになり、アンは美しい自然のの中で明るく成長していきます。
アンは想像力豊かな女の子ですので、周りにある風景に色々名前をつけていきました。
例えば
- 水が澄んで光が反射している湖には「輝く湖水」
- リンゴの木が並んで植えられた小道は「恋人の小径」
など

アンはその湖を見たり小道を通ったりするだけで、自分が特別な存在であるような気がして一日が楽しくなるのです。
想像力でテンションを上げて毎日を楽しく生きてきたアンですが、その想像力が仇になることがありました。
アンの住んでいる家の近くにある森を「お化けの森」と名付けてお化けが出ることを想像していたら、本当にお化けが出るような気がしてきてとても怖くなってきたのです。

夕暮れ時にマリラからおつかいを頼まれたのですが、「お化けの森」を通らないと行くことができません。
「あの森を通るくらいなら死んだほうがましよ」と自分で想像したオバケを怖がって泣いてしまいました。
結局おつかいには行かされ、死ぬような思いをして「お化けの森」を通ってきたアンは「想像することをもうやめるわ」と嘆くほどでした。
あなたも「怖い怖い」と思っていると本当にオバケがいるような気がしてきませんか?
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」ということわざもあるように、怖いと思っていると何でもないようなものが怖くなってきます。
私も昔金縛りにあって目を開けたら黒い人が立っていて怖がっていたら「壁にかけてあったコート」だったことがありました。
でも実はオバケを見れるのはあなたにとってはいいことなのかもしれません。
そんな本の紹介です。
オバケを見るのは実はいいこと!
日本現代怪異事典 副読本
あなたの学校に怖いうわさはありますか?
トイレの3番目のドアを3回ノックするとトイレの花子さんが返事をしたり、理科室に置いてある人体模型が夜中走っていたり。


この手のうわさは地域差や年代によっても変わっているので、今はSNSを駆使したハイテクオバケがいるのでしょう。
昔は柳の木の下にいるくらしかできなかったのに、今ではスマホから飛び出してくるんですからオバケの進化はすごいですね。

そんなハイテクオバケにもしっかり対応しているこの本は全国の小学生におススメです。
それはともかく、どうしてこの手の話はいつの時代の子どもたちにも人気があるのでしょう?
この本ではこう言っています。
人間は「未知」のものの向こうに無限の可能性を求める
怪異を楽しめること、それはこの時代が平和であることの証左だ。
なんだかよく分からないな~~と感じるものってなんだかすごいように感じてきませんか?
オバケだけに限らずUFOだったりネッシーだったり。

空を飛んだり消えたり超能力を使えそうだったり。
そういうのって人間ができないから憧れますよね。
そういう訳の分からないものに関心を持てるのは心に余裕があるからなんですね。
あなたの心は安定して平和である!と。
勉強だ 宿題だ 塾だ と忙しいとそんなことを感じる余裕もなくなってきます。

怖いことを怖いと感じられるのはあなたが人間らしく余裕のある生活をしているからですよ。
次はあなたのオバケに対する偏見をなくしていきましょう
オバケだっていろいろ!
若おかみは小学生!
小学校6年生の「おっこ」こと関織子はお父さんとお母さんを交通事故で亡くして、おばあちゃんがおかみとして経営する春の屋旅館に住むことになりました。
同級生の秋野真月の実家が経営する大きな旅館「秋好旅館」に対抗するため、思わず「私がこの春の屋の若おかみになって旅館を継ぐ!」と宣言してしまいます。
若おかみとして分からないことばかりでお客さんの相手もうまくいかないことが多いおっこですが、春の屋にすむユーレイのウリ坊と一緒に持ち前の明るさとパワフルさで頑張っていきます。
おっこの働く「春の屋旅館」にはオバケ(ここではユーレイと呼ばれています)が2人居候しています。
おっこの祖母の幼なじみのウリ坊とライバルの真月の姉の美陽です。
おっこは最初はユーレイの存在に驚きましたが、すぐに彼らを受け入れて友達になります
その後も魔界からやってきた鬼の子ども「鈴鬼」も春の屋旅館に居候させてあげたり、はては魔界まで旅館の指導に出かけ、色々な魔物と交流してきます。
おっ子はどうしてユーレイたちと仲良くなることができたんでしょうか。
それはやはり、おっこがユーレイに偏見をもたずに一人の人間(?)として見たからではないでしょうか。
あなたは 「全てのオバケは怖いものだ」と思っていませんか?
人間にも色んな性格の人がいるようにオバケにだって色んな性格のオバケがいてもいいはずです。
中には人間が大好きで人懐っこいオバケだっているはずです。
それをあなたが先入観で怖がっていたらオバケの本当の姿は見えてこないでしょう。
それはオバケにとってかわいそうではないですか?
もしあなたが転校して初めて会うクラスメイト達の前に立っただけで、怖がられたら悲しいでしょ?


こんなオバケもいるんだ という本を2冊紹介しますね。
こんなオバケもいるんだ!
クリスマス・キャロル
ケチで人間が大嫌いのスクルージ老人は、クリスマス・イブの夜に昔一緒に働いていたマーレイの亡霊と対面します。
次の日から第一、第二、第三の幽霊に連れられて過去・現在・未来の旅をさせられるとスクルージ老人の心も変わっていきます。
スクルージ老人がマーレイの亡霊と初めて会ったときはそりゃもう驚いたのなんのって。

ただ、マーレイはスクルージを驚かそうとしたわけではなく、彼の今後について心配していたのです。
そしてただ口で言っても納得しないであろうスクルージの性格まで考えて、他の亡霊たちの力も借りた上で(!)、亡霊のできる特殊能力でスクルージの過去・現在・未来まで見せることで考え方を変えさせていきました。
こんな友達思いのオバケだっているんです!
むしろ生きている人間の方がここまで友達のためにできる人は少ないかもしれません。
もしかしたら、そのオバケはあなたの生活態度が悪いから心配して出てきてくれたのかもしれません。
- 朝起きるのが遅くて学校にいつもギリギリ
- 宿題をよくやり忘れる
- 食べ物の好き嫌いが多い
などなど・・
オバケちゃん
オバケちゃんはパパとママと一緒に森の奥で静かに暮らしています。口ぐせは「ネコによろしく」。
でも、ある日この森の木を切ってしまうという人間がやってきたから、オバケちゃんは森を守るためにがんばります。
オバケちゃんは子どもなのでママに甘えたり友達が欲しいと町に探しに出かけたりもします。
その一方で空を飛んだり火の玉にもなれたりもします。
オバケちゃんは元は人間の子どもだったので(死んでオバケになった)、人間とオバケの両方の性格をもっています。
オバケちゃんを読むとオバケの不思議な日常生活に入り込んだような気がしてオバケが身近に感じることができます。
番外編
オバケのQ太郎
「ドラえもん」を描いた藤子不二雄先生のオバケの漫画です。
でかい目と口をしたオバケのQちゃんはとてもかわいくて町の子どもたちの人気者です。
オバケのことを知ることができる楽しい漫画ですよ
どうですか?
あなたのオバケに対する気持ちは変わりましたか?
オバケだっていいオバケもいれば悪いオバケもいるんだって思ってもらえたら、あなたの人生はもっと楽しくなりますよ。
それでは今日のおさらいです
今日のおさらい♪
あなたの想像力でオバケは生まれることもある
オバケみたいに謎のものに関心があるのは心が落ち着いていて平和だから
オバケも人間と同じで色々な性格があるから、見かけで怖がらない
- オバケをつくり出しているのはあなた自身かも!
- オバケを見るのは実はいいこと!
- オバケだっていろいろ!
- こんなオバケもいるんだ!
- 赤毛のアン
- 怪異事典 副読本
- 若おかみは小学生!
- クリスマス・キャロル
- オバケちゃん