動物園でライオンを見たよ! がおーって吠えられてすごい怖かった!・・・・
テレビでも他の動物を襲ってるし、ライオンって怖いイメージしかないなあ

ライオンは大きくて迫力があって吠えるととても怖いですね。
でもライオン好きの私としてはただ怖いという印象でしかライオンを見てほしくはありません。
なので今回はライオンに対する怖い気持ちを変えるような「やさしいライオン」の出てくる本を紹介していきます。
- やさしいライオン
- としょかんライオン
- オズの魔法使い
- きぜつライオン
- ごきげんなライオン~おくさん にんきものになる
- やさしい女の子とやさしいライオン

やさしいライオン
みなしごのライオン、ブルブルは犬のムクムクに育てられました。
大きなオスライオンになったブルブルは都会の動物園に移されることになり、二人は離れ離れになりました。
何年か経ちサーカスの人気者になったブルブルでしたが、思い出すのは優しいムクムクのことばかりでした。
ある夜、遠くからムクムクの子守歌が聞こえてきたので、「お母さんになにかあった!」とブルブルは思わず檻を破って街中を走り大騒ぎになり・・・
ブルブルは大きく立派なオスライオンになりました。
しかし、いくら体は立派になっても、心はいつまでも「ムクムクの子ども」なのでしょう。
サーカスの人気者になっても、毎晩ムクムクのことを思い出していました。

そしてムクムクがいつも歌ってくれていた子守歌が聞こえたときに何か嫌な予感がして、檻を破ってムクムクを探しに行きました。
しかし、いくら心が優しいブルブルでも見かけは体の大きいオスライオンです。
「ライオンが街を走っている!!」と警察が出動する大騒ぎになりました。
そしてブルブルの嫌な予感が当たり、おばあさんになって雪山で凍えているムクムクを見つけました。
ムクムクを抱きしめてブルブルは言いました。
この後二人に悲しい出来事が待っていますが、「サーカスの人気者」から本来の自分である「やさしいムクムクのこども」に戻れてブルブルは幸せだったのではないでしょうか?
としょかんライオン
いつも静かな図書館に、大きなライオンがやってきて、みんな大あわてします。
でも図書館のルールを守るお行儀のいいライオンは、すぐにみんなと仲良しになります。
ところがある日、ライオンは図書館のルールを破ってしまい、図書館に来なくなってしまいます。
ライオンはどうしてルールを破ったんでしょうか?
そして、どうやってライオンはまた図書館に来ることができるようになったんでしょうか?
としょかんライオンは図書館が大好きなとてもやさしいライオンです。
図書館の決まりもちゃんと守るし、館長さんの仕事のお手伝いもします。
図書館に来る人たちはみんなライオンが大好きです。

ところが館長さんがけがをしてしまい、ライオンは誰かに知らせようと廊下を走ってしまい大声を出してしまいました。
図書館の決まりを破ってしまったことを気にして、それ以来ライオンは図書館に来なくなってしまいました。
としょかんライオンは人のことも図書館の決まりも気にする「やさしいライオン」だったんですね。

そんなやさしいライオンにまた図書館に来てほしいと、図書館で働くマクビーさんはライオンにあることを言いました。
そして次の日、またライオンは図書館にあらわれてみんな大喜びです。
マクビーさんが図書館に言ったことはなんだったのでしょう?
それはこちらのブログに書いています。
よければ読んでくださいね♪

オズの魔法使い
アメリカのカンサスに住む少女、ドロシーは竜巻に魔女の国まで吹き飛ばされてしまいました。
ワラのかかし、ブリキの木こり、勇気のないライオンと一緒に旅をして魔法使い「オズ」に会いにいきます。

願いを叶えてもらうためにオズに会いに行くドロシーの仲間の一人に「勇気が欲しいライオン」がいます。
ライオンは大きな体をしていて見かけは怖そうですが、実はとても優しい性格なんです。
旅の途中でネズミに会い「私に噛みつかないで!」とお願いされますが、優しいライオンはそんなことはしません。
ライオンは自分では勇気がないおくびょう者だと言っていますが、本当にそうでしょうか。
ライオンはだれよりも行動力があって危険なことにも挑んで仲間のピンチを救っていきます。
最初は確かに勇気がなかったのかもしれませんが、「仲間を守りたい」、「自分より小さいものをいじめない」という優しさをずっと持ち続けていてそれがいつの間にか勇気にかわっていったのではないでしょうか。

きぜつライオン
大好きなちょうちょが体に止まったのでやさしいライオンは驚かさないように体を動かさないようにがんばりました。

あまりにも息を止めるのを頑張りすぎて、気絶してしまうやさしいライオンでした。
ごきげんなライオン~おくさん にんきものになる
ライオンくんはけがをして病院に運ばれました。
一人で残されたおくさんライオンですが、お客さんは誰もたてがみのないライオンは見てくれません。
おくさんはお客さんを楽しませようと、動物園の仲間と一緒に草花でたてがみを作り、素敵なオスライオンに変身して、人気者になりました。
ライオンのおくさんはメスなのでたてがみがありません。
動物園に来るお客さんはたてがみがないとライオンだと思わないのか、誰も足を止めてくれません。
人間って本当におかしいわ
私にはたてがみがないから人気がないのね
たてがみがないとライオンじゃないのかしら
やさしいライオンのおくさんはお客さんを喜ばせようと、草花を顔のまわりにかざって色とりどりの華やかなたてがみをつくりました。
「花のたてがみ」を見てお客さんは大喜びです。

そこに友達のフランソワくんがやってきました。
草花だとすぐしおれてしまうから、ほんものの髪の毛を使おうよ
そうすればもっと楽しくなるよ
フランソワ君は美容院から髪の毛をもってきてくれて、おくさんにたてがみをかぶせました。
するとおくさんのたてがみは他のどんなオスライオンよりも立派になって、お客さんはますます大喜びです。
そして、おくさんの優しさはお客さんのためだけではありませんでした。
ライオンくんがけがを治して帰ってくると、すぐにたてがみをとってもとの奥さんに戻りました。
お客さんが喜んでくれてるから、そのままにしておいたらどう?
いいえ、あなたが帰ってきたんですもの
お客さんたちをからかうのはもうやめにしないと
そんな二人を見てお客さんはまた大喜びでした。
やさしい女の子とやさしいライオン
やさしい女の子とやさしいライオンが大きなたまごを見つけました。
大きなたまごをめぐって女の子とライオンがケンカをはじめましたが、やさしい二人のケンカは意外な形で終わりました。
大きなたまごが欲しくて二人とも「このたまごは私のよ!」とけんかをしていました。
でも、女の子が頭をたまごにぶつけて「いたいよう」と泣き出してしまいました。

やさしいライオンは女の子の顔をぺろぺろ舐めてあげて頭をよしよししてあげました。
背中に乗せてあげて、女の子は泣き止んで笑いました。
仲直りした二人は「このたまごはあなたのものよ」とやさしいけんかを始めました。
以上「やさしいライオン」が出てくるお話を紹介しました。
ここで紹介した本を読んだら、ぜひ動物園に行ってみてくださいね。
ライオンに対する気持ちが変わりますよ♪
