
習い事とか塾とか色々あって小学生も忙しいですよね!
もし、忙しすぎて疲れちゃった・・というんであれば、少し休んでください。

そして考えましょう。
勉強も習い事も何かの「目的」のための「手段」にすぎません。
今やっていることを通して実現したいことは何ですか?
少し休みながら本を読んで考えてみてください。
- 福に憑かれた男
- アリババと40人のとうぞく
- 星の王子さま
- すてきな三人組
- それをやる「目的」をはっきりさせる
- 目的もなくただやっているとあまりいいことがない
- 目的を見つけると幸せなことが起こる
Contents
それをやる「目的」をはっきりさせる
福に憑かれた男
『福に憑かれた男』
つぶれそうな本屋の店主、松尾秀三に「福の神」がとりつきました。
福の神は誰にでもとりつくわけはなく、3つの条件がありました。
そして福の神は秀三の運命を変える人を店に呼び寄せます。

考えなければならないのは、どうやって自分の欲しいものを手に入れるかではない。
どうしてそれを手に入れなければならないのかである
『福に憑かれた男』に出てくる私の好きな言葉です。
あなたは何かお店に欲しいものが合ったらどうしますか?
- 「お金を払って買う!」
- 「お母さんにおねだりする!」
- 「黙って持ってくる!」(コラッ! 😡 )
手に入れる手段はいくつもありますが(万引きはダメですよ!)、考えなくてはいけないのは「手に入れる目的」です。
将来は政治家になりたいから、東大に入っていっぱい勉強する!だから今毎日塾に行って勉強を頑張っている!
将来は有名な世界的なピアニストになりたいから、今は毎日ピアノを習って頑張っている!
というのが「手に入れる目的」です
- あなたが勉強している目的は何ですか?
- 習い事に通っている目的は何ですか?
まずそれを思い出してください。
それをずっと続けていると、将来どんないいことがあるんでしょうか?

ちなみに目的もないのにただなんとなくやっているとこういう目にあったりしますよ。
目的もなくただやっているとあまりいいことがない
アリババと40人の盗賊
アリババはとうぞくたちが奪った宝を隠してある岩穴へ入る魔法の言葉を偶然聞いてしまいます。
とうぞくたちがいない時にアリババは岩穴に入り宝を盗んでいきますが、宝はとてもたくさんあるのでとうぞくたちは盗まれたことに気がつきませんでした。
でも、アリババが何回も宝を盗んでいくとさすがにとうぞくたちも気がついて、アリババの家に宝を奪い返しに行きます。

盗賊たちは宝を奪っては山の洞窟に隠していました。
アリババがそれを発見して盗むのですが、あまりに多いので盗まれたことにすら気がつきませんでした。

しかし、アリババが何回も盗んでいくとさすがに気がついてアリババの家に宝を奪い返しに行きます。
でも結局アリババたちにやられてしまうんですけどね。
ここで考えてみましょう。
でも盗賊ですよ?盗賊。
わざわざ買わなくても盗めばいいんです。

それもあるかもしれませんが、それだったら「これくらい貯まったら家が買える」という宝の数の管理をしていたと思います。
アリババに盗まれても気がつかないくらいだったので、管理は雑で宝がどれくらいあるのかなんて分かっていなかったのでしょうね。
結局、盗賊たちは「どうやって宝を手に入れるか」という手段ばかり考えていて、それらを「何に使うのか」という目的は考えていなかったのでしょうね。
しっかりした目的を持っていればもっと管理をしっかりしてアリババに盗まれることもなかっただろうし、奪い返しにいって返り討ちにあうこともなかったのでしょう。
もしあなたがただ言われたからとか友達がやっているからという理由でただ何となくやっていると、頑張る目的も分からずに忙しすぎて体と心を壊してしまうかもしれませんね。

もう一つ目的もないのにただやっているというお話です。
星の王子さま

星の王子さまは地球に来る前に、6つの星に立ち寄っています。
その星の中の1つに「一瞬も休むことなく星の数を数え続けているビジネスマン」がいました。

彼の仕事はそこから見えている星の数を数えることです。
星を数えれば数えた分だけ彼のものになるらしいのです。
ではなんのために星をもちたいかというとサラリーマンいわく「金持ちになれる」からなんだそうです。
そこで王子さまは聞きます。「なんのために金持ちになりたいの?」
するとサラリーマンは「新しい星を買ってさらに金持ちになるため」としか言えません。
星はただ眺めることしかできず何かに使うこともできません。
それなのに毎日忙しくただ集めるだけ集めているサラリーマンに対して、「他にもっと素敵なことが人生にはあるんじゃないの」と王子さまは不思議に思います。
あなたも目的が分からずただ毎日忙しくしているのであれば、もっと他に楽しいことができる時間を持てるかもしれません。

いえいえ、そんなことはありません!
嫌で嫌でしょうがないけど仕方なくやっている というのならともかく、楽しんでやっていることをやめる必要はありません。
ただ目的があった方が続けやすいということなんですが、目的はやりながら見つければOKですよ!
目的を見つけると幸せなことが起こる
すてきな三人組
泥棒3人組はうばった宝を山の隠れ家に運びます。
ある晩、襲った馬車に乗っていた女の子を隠れ家に連れて帰ります。
宝を見た女の子は「これ どうするの?」と聞きますが、三人組は宝をどうしたいか考えていませんでした。
そこで相談してお城を買って、親のいないみなし子を集めて暮らし始めました。
三人組は女の子に言われるまで、「何のために宝を盗んでいたのか」ということを考えたことがありませんでした。
「宝を奪う」という手段を達成したことに満足していました。
それはさっきの『星の王子さま』に出てくるサラリーマンと同じですよね。
宝=お金というものは、使って初めて価値が出るモノです。
よく貯金が趣味で通帳を眺めてニヤニヤしている人もいますが、死んでもお金をあの世に持っていけるわけでもないし、世界の経済のためにもお金は使ってこそ価値があると思うのです。

そこで三人組はお城を買って親のいないみなし子を育てることにお金を使い始めました。
この「みなしごを集めて育てる」というのが彼らの目的になりました。
そして、その子たちも大きくなって結婚してお城の周りに家が建ち町ができました。
それでみんな幸せになれました。
もし、三人組がお金の使い道の目的を考えなかったら、みなしごたちは幸せになれなかったでしょうね。
お金を奪ったことは悪いことですが、目的を見つければこういう幸せなことも起こるんです。
最初に作った目的が達成できなくても、それに代わる目的はきっと見つかります。
まずは目的のために毎日一生懸命がんばってみましょう!

今日のおさらい♪
毎日が忙しいなら「なぜそれをしているか」という「目的」を考えてみる
大切なのは「手段」ではなく「目的」
- それをやる「目的」をはっきりさせる
- 目的もなくただやっているとあまりいいことがない
- 目的を見つけると幸せなことが起こる
- 福に憑かれた男
- アリババと40人のとうぞく
- 星の王子さま
- すてきな三人組