いくら「見た目」が良くても、意地悪で自分勝手な人は友達になれないよ。
そういえば「見た目」が良くなくても話してみたらすごいいい人だったってこともあるし、
でも怖そうな「見た目」の人とは話すのはなんかためらっちゃうし・・・

この悩みに対する「正しい答え」はないようですね。
答えがない悩みは、生きていればたくさんあります。
自分の頭でいろいろ考えてみることが大切ですが、それでも何かのヒントになればいいなと思います。
- 美女と野獣
- 星の王子さま
- シャーロック・ホームズの冒険
- アラジン
- 良い「見た目」とは人それぞれ
- その人の「内面」を想像してみる
- 自分の「内面」を分かってほしければ、「見た目」を変える
- 今日のおさらい♪
Contents
良い「見た目」とは人それぞれ
まず、さっきからずっと言ってる「いい見た目」って何でしょうか?
そうですね。顔も「見た目」の1つです。
でもそれだけじゃないんです。
服装、言葉使い、表情、仕草、体型、という「目に見える」こと全てが合わさって「見た目」なんですね。
どれだけおしゃれにしていても、言葉使いが悪かったり、暗い顔をしていたり、顔が怒っていたりすると「見た目」が悪くなってしまいます。
そして何より、良い「見た目」はその人によって違います。
友達はあの俳優がかっこいいっていうけど、自分はそう思わないっていうことあるでしょう。
ちょっとこのお話を読んでみてください。
美女と野獣
自分のことしか考えない王子は、魔女に醜い野獣の姿に変えられてしまいます。
元に戻る方法は愛して愛してくれる女性に出会うこと。
そんな野獣の住む城にベルという女性が訪れます。
『美女と野獣』には2人の男の人が出てきます。
- 1人は「見た目」がとても怖い野獣。
- もう1人は「見た目」がとてもハンサムなガストン。
村の女の人たちはみんなガストンが好きでキャーキャー言っています。
でも、ベルはガストンのことが嫌いで野獣のことが好きになりました。
ガストンは確かにハンサムですが、乱暴で言葉使いもとても悪い男です。
村の女の人たちはそれでも彼のハンサムな顔が好きなのですが、ベルは顔以外の「見た目」がハンサムな顔を台なしにしていると感じています。
その人の「内面」を想像してみる
「見た目」が外見なら、ついでに「内面」についても考えてみましょう。
「内面」は外からは見ることができません。
そこでもし今目の前に人がいれば、こんなゲームをしてみましょう。
「内面推理ゲーム」
その人の「見た目」からその人の「内面」を勝手に想像して推理しちゃうんです。
その推理に参考になる本が『シャーロック・ホームズの冒険』です。
シャーロック・ホームズの冒険
イギリスの名探偵、シャーロック・ホームズが相方のワトソンと事件や謎を推理して解決していくお話。
名探偵のホームズは「見た目」からその人のことを言い当てる名人です。
ワトソンに初めて会った時も「アフガニスタンから帰ってばかりであること」を見抜いてびっくりさせました。
この推理の種明かしをホームズはこんな風に言っています。
「医師らしいが、軍人の雰囲気をもった男、といえば軍医ということになる。顔は黒いが、手首は白いから、熱帯地方から帰ったのだろう。やせこけた顔を見れば苦労して病気をしたのはすぐにわかる。左手の動きがぎこちないところをみると、左腕にけがをしているな。英国の軍医がこんな目にあう熱帯地方といえばアフガニスタンしかない」
こんな風に、「見た目」をよく観察してその人の「内面」を推理してみてください。
もう一つのコツは「心の目で見る」ことです。
星の王子さま
砂漠に不時着した「ぼく」は不思議な少年に出会います。
彼は遠い星から来た王子さまでした。
「ぼく」は王子さまとたくさんのことを話し、本当に大切なことを見つけていきます。
「ものごとは、心で見なくては良く見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない」
一度は聞いたことのある言葉ではないですか?
目の前の人を観察したら目を閉じて色んなことを想像します。
- なんだかイライラしているな。何か嫌なことでもあったのかな。
- 眠そうにしているけど悩み事があって寝れていないのかな。
- にらまれたけど、実は目が悪いだけなんじゃないか。眼鏡をすればいいのに。
- あの服はとっても高いんだよな。ってことは家はお金持ち?
『星の王子さま』の「たいせつなこと」とは「本当のこと」かもしれませんね
この「アラジン」の言葉も役に立ちます。
アラジン
アグラバー王国の市場でくらす貧しい青年アラジンが一目ぼれしたのは王宮の外での自由を求める王女ジャスミン
アラジンは3つの願いをかなえてくれるランプの魔人ジーニーの魔法で”アリ王子”となり、宮殿で王女に再会します
しかし、王国の乗っ取りをねらう大臣ジャファーに正体を見やぶられてしまい、命が危うくなったとき、ジーニーが助けにあらわれて……。
本当の価値は、決してうわべのきれいさではない。もっと深いところにある
「アラジン」の一番最初の場面です。
ジーニーがあまり「見た目」が良くない古いボートに子どもたちを乗せて漕いでいます。
すると、向こうからとても大きくてきれいな「見た目」が良い船が近づいてきます。
「あの船に乗りたい」とお願いする子どもたちにジーニーは「目を閉じて考えてごらん」と優しく言います。
「今君たちが乗っている船は小さくて古いけど、今までいろんな海を走ってきた経験や歴史があるんだよ」
「そういう目に見えないところを感じてごらん」
もちろん、勝手に想像しているだけだから当たっているとは限りませんが、「目に見えること」をじっくり観察した上で、「見た目はこうだけど本当はどうかな?」って考えてみるのは、結局自分のためになるんですね。
それはあなたが相手にどのように見られたいかを考えるきっかけになるからです!
自分の「内面」を分かってほしければ「見た目」を変える
もし、自分はこんな風に人に見られたいと思うのであれば、それを「見た目」に出すしか方法がありません。
鏡を見て、どんな色のシャツを着て、どんなズボンやスカートを選んで、どの靴をはくのか。
髪型はこうで、お化粧はこうで。
色々悩みますよね。
『美女と野獣』の野獣も、ベルに「内面」を知ってほしく、身なりを整えるようになったり、食事のマナーを守ったり、言葉使いに気をつけるようになりました。
自分が見てほしい内面は「見た目」を変えていくことで分かってもらえるようになります。
今回も最後まで読んでくれてありがとうございました!
最後に「今日のおさらい♪」で振り返ってみてくださいね♪
今日のおさらい♪
- 美女と野獣
- 星の王子さま
- シャーロック・ホームズの冒険
- アラジン
- 良い「見た目」とは人それぞれ
- その人の「内面」を想像してみる
- 自分の「内面」を分かってほしければ、「見た目」を変える
- 今日のおさらい♪
「ものごとは、心で見なくては良く見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない」
本当の価値は、決してうわべのきれいさではない。もっと深いところにある