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「同じものを見ているのに、同じものを見ていない?!」って?「見え方」から仲良くなれるコツについての絵本の紹介です。

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相手の見え方を考える本
  • アヒルだってば!ウサギでしょ!
  • ぼくからみると
  • みえるとかみえないとか
  • どんなかんじかなあ

 

 

いきなりだけど、これ何に見える?

どう見てもウサギでしょ?

でも、友達は絶対アヒルって言ってきかないからケンカしちゃったよ。

絶対ぼくのほうが正しいよね?

 

これは「だまし絵」という見る人によって違うものが見える絵ですね。

これは「アヒルとウサギ」に見えるだまし絵ですが、他にもこんなだまし絵もあります。

ルビンのつぼ黒い部分に注目するとつぼですが、白い部分に注目すると??

 

騙し絵2人の女性がかくれています

 

人によって見えたり見えなかったり、見方が変わるのがだまし絵の面白いところですね。

 

だから、どっちかが正しいというものではなく、お互いに見え方を楽しめばいいんですよ。

まさに今回のテーマにぴったりの絵本がありました。

アヒルだってば!ウサギでしょ!

『アヒルだってば!ウサギでしょ!』

「アヒルだってば!」「いンや、ウサギでしょ!」

「アヒルのくちばしだよ」「それは耳なの」

お互い「アヒルだ」「ウサギだ」と言い合っていますが、決着がつきません。

2人の登場人物がそれぞれ「アヒルだ」「ウサギだ」と漫才のようにそれぞれ見える理由を言い合っていくのが面白い絵本です。

それぞれの理由を聞くと、「ウサギ(もしくはアヒル)にしか見えなくなる」のがまた不思議で面白いところです。

 

もし、見え方でけんかをしてしまうようなら、こう思うようにしてください。

同じものを見ていても、見え方は人によってそれぞれ

お互い自分の見え方が正しいと思うのではなく、相手がどうしてそう見えるかを確認するといいですよ。

「どうしてウサギだと思うの?」

 

でも同じところにいて同じものを見ているのに、どうして見えるものが違うの?

それはとても難しい問題ですね。

簡単に言ってしまえば、みんなそれぞれの「見える世界」にいるってことでしょうか。

 

まず、人間と他の動物の見える世界は当然違いますよね。

ライオンみたいな肉食動物はあまり広い世界が見えないし、シマウマみたいな草食動物は広い世界が見える。

ライオンに食べられたシマウマ

人間には見えない色を見える動物もいるし、目がたくさんある動物だっています。

 

動物と人間の見え方の違いについては、こんな絵本があります。

ぼくからみると

『ぼくからみると』

ある夏のひょうたん池には生きものがたくさんいます。

ぼく、友達、魚、鳥、・・・

 

それぞれの世界はどのように見えているのでしょうか?

同じ場所にいるのに見えている世界が違うってなんだか不思議ですよね。

 

鳥は空から見ているし、魚は水の中から見ている。

鳥

ぼくは池の上から見ているし、友達は自転車に乗っている景色を見ている。

でもやっぱり同じひょうたん池なんですよね。

 

自分が見えている世界だけでなく、見えていない世界を想像すると楽しいし、色んなことを考えられて頭も良くなりますよ。

 

魚になったつもりで・・・池の中はどんな風に見えているんだろう・・とか

 

そして、これを友達に置き換えれば、相手の見えているものについて考えることもできるようになるんじゃないですかね。

 

 

そりゃ、人間と動物なら見える世界は全然違うだろうけど、同じ人間なら変わらないんじゃないの?

それが、そんなことはないんですね。

 

人間はみんな考えることが違うように、見えるモノだって違うんですよ。

もっと詳しく言ってしまえば、「見えているのに気づかない」ということも言えます。

 

例えば、この景色の写真を見てみましょう。

  • 空には気球がいくつ飛んでいましたか?
  • 人はいましたか?
  • 家は建っていましたか?

 

見る人によっては気球を見ていた人もいるだろうし、人が歩いてないかなとか注目していた人もいるかもしれません。

もしくは「気球なんて飛んでた?」という人もいるかもしれませんね。

 

どれが正解とかではなく、見る人によって見るポイントも違うんです。

 

大事なことは「相手の見えている世界を理解しようとすること」なんです。

 

みえるとかみえないとか

『みえるとかみえないとか』

ぼくは色んな星を調査する宇宙飛行士。

今日は目が3つある人の星に来たけど、目が二つしかなくて後ろを見れない僕はかわいそうって思われちゃった。

宇宙にはいろんな人がいるけど、違うところをお互いに面白がればいいんだね。


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この絵本を読むと、人にはそれぞれ「見える世界」と「見えない世界」があることが分かります。

例えば、

  • 背の高い人と背の低い人の見えている世界は違う。
  • 大人と子どもの見えている世界は違う。
  • 目の見える人と目の見えない人の見えている世界は違う。
馬の親子
目の見えない人でも?!

 

そうなんです。

目の見えない人でも、それぞれ見ている世界があるんです。

 

それを分かったうえで、お互いの世界がどのように見えているのか、その違いや新しいことを発見したり話し合ったりして楽しんでみてください。

どんなかんじかなあ

『どんなかんじかなあ』

ともだちのまりちゃんは目が見えない。

ともだちのさのくんは耳が聞こえない。

ともだちのきみちゃんは大地震でお父さんもお母さんも死んじゃった。

 

それってどんなかんじかなあ。

そして、じつはぼくも・・

目をつぶってみたら、いつもよりもたくさんの音が聞こえました。

「みえないって すごいんだね。あんなにたくさん きこえるんだものね。

みえるって そんだね。 ちょっとしか きこえてないんだものね」

 

耳せんをしたら、お母さんの顔にほくろが7つあるのが初めて見えました。

「きこえないって、すごいんだね。あんなにたくさん みえるんだものね。

きこえるって そんだね。 ちょっとしか みえてないんだものね」

 

お父さんもお母さんもいない感じは分かりませんでした。

「きっと、すごおく さびしいんだろうね」

 

きみちゃんがぼくに向かってこう言いました。

「うごけないって、すごいんだね。じっとして そらをみていたら、 いつものひゃくばいくらい いろんなこと かんがえたよ。わかったこともたくさん あったよ」

 

ぼくは「ぼくってすごいのかもしれないなあ」と思いながら今日も考えています。

宇宙のこと、分子のこと、古代のこと、そして、「動けるってどんな感じかなあ」って。


 

目が見えない人や耳の聞こえない人の気持ちを完全に分かるのは難しいでしょう。

目をつぶっても耳せんをしても、それが本当にその人と同じ状態になっているのかと言えばそれはありません。

 

 

でも何回も言っていますが、大切なことは「相手を理解しようとする気持ち」です。

これが誰とでも仲良くやっていくためのコツです。

 

最初のだまし絵のケンカから話が目の見えない人まで飛んじゃいましたが💦

人間でも動物でも目が見えなくても宇宙人でも、「相手を理解しようとすること」を忘れなければ仲良くなれます。

でも、どれだけ頑張っても「完全に理解すること」はできないので、それも忘れないでいてくださいね。

今日のおさらい♪

同じ場所、同じものを見ていても、見ているのは全く同じではない

仲良くするコツは「相手の見ているものを理解しようとすること」

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