どうやったらみんなの役に立てるんだろ?・・・
なるほど、グループ作業ですから、一人だけ何もしてないと悪いことをしているような気になっちゃいますね💦
でもさぼっているわけではないし、あなたは「みんなの役に立ちたい」、「協力したい」って思ってるわけですからそんな悪いように考える必要はないと思いますよ。
むしろ気がついていないだけで、みんなの役にたっているかもしれません☺
ちょっとだけ考え方を変えてみたら、気持ちも変わるかもしれませんね!
今日はそんな時に読んだらいい本を紹介していきますね♪
- アラジン
- 王さまと九人のきょうだい
- スイミー
- 大きなかぶ
- 怪人20面相
- 「力」で役に立つ
- 「頭」で役に立つ
- 「頭」と「協力」で役に立つ
「力」で役に立つ
アラジン
アグラバー王国の市場でくらす貧しい青年アラジンが一目ぼれしたのは王宮の外での自由を求める王女ジャスミン。
アラジンは3つの願いをかなえてくれるランプの魔人ジーニーの魔法で”アリ王子”となり、宮殿で王女に再会します。
しかし、王国の乗っ取りをねらう大臣ジャファーに正体を見やぶられてしまい、命が危うくなったとき、ジーニーが助けにあらわれて……。
アラジンはジャファーによって再三のピンチにおちいります。
崩れ落ちる洞くつの中に閉じ込められたり、手足を椅子にしばられて海の中に落とされたり、とても寒い雪の国に飛ばされたり。
そのたびにジーニーや魔法のじゅうたんがアラジンを助けます。
ジーニーは魔法を使ってアラジンを海から助けることができました。
![](https://i0.wp.com/mentalchange-reading.com/wp-content/uploads/2019/10/lamp_majin-251x300.png?resize=251%2C300)
魔法のじゅうたんはアラジンを乗せて空を飛んでアラジンを助けることができました。
![](https://i0.wp.com/mentalchange-reading.com/wp-content/uploads/2019/10/jutan-300x204.png?resize=300%2C204)
何か「得意なこと」や「できること」で人の役に立つことができるのです。
次もそういうお話です。
王さまと九人のきょうだい
おじいさんとおばあさんの家に9人の男の子が生れました。
彼らの名前は「ちからもち」「くいしんぼう」「はらいっぱい」「ぶってくれ」「ながすね」「さむがりや」「あつがりや」「切ってくれ」「みずくぐり」
兄弟たちは見た目も大きさもそっくりです。
兄弟たちが大きくなったある日に、王さまのきゅうでんの大きな柱がたおれてしまい、元通りにするとほうびがもらえるのです。
「ちからもち」が柱を直したのですが、それを信じない王さまが、次々に無理難題を出して、できなければ殺すとおどしてきます。
ああ、九人の兄弟の運命はいかに・・・
兄弟たちはそっくりですが、それぞれに得意なことがあります。
その「得意なこと」は兄弟たちの名まえから分かります。
- 「ちからもち」力が強い
- 「くいしんぼう」どれだけ食べてもお腹がすいている
- 「はらいっぱい」いつもお腹がいっぱい
- 「ぶってくれ」どれだけぶたれても叩かれても平気
- 「ながすね」足がとても長い
- 「さむがりや」暑い所に強い
- 「あつがりや」寒い所に強い
- 「切ってくれ」体が硬くて切れない
- 「みずくぐり」水の中を自由に泳げる
王さまがとても一人で食べきれない量のごちそうを用意して「全部残さず食べろ」と命令すれば「くいしんぼう」がぺろりとたいらげます。
逆に「ろうやに入れて何日間もごはんをあたえるな」と命令すれば、「はらいっぱい」が平気な顔をしているのです。
王さまは九人兄弟が交代で来ているとは知らないので、一人の人間が全て難題をこなしていると思ってびっくりします。
こんな風に何か「得意なこと」があれば必ず誰かの役に立てたり、問題を解決することができるのです。
そういうときは「頭」を使いましょう。
いっぱい考えて役に立てる方法を見つけるんです。
「頭」で役に立つ
スイミー
小さな黒い魚スイミーは兄弟みんなが大きな魚に食べられてしまいます。
スイミーがひとりぼっちで海を泳いでいると、兄弟そっくりの小さな赤い魚の群れに出会いました。
すると、大きな魚があらわれてスイミーたちを食べようと待ちかまえています。
ああ、スイミーたちは食べられてしまうのでしょうか?
スイミーたちは小さな魚なので大きな魚には「力」では勝てません。
泳いで逃げてもすぐ大きな魚に追いつかれてしまうでしょう。
![](https://i0.wp.com/mentalchange-reading.com/wp-content/uploads/2019/10/77c8aa9307598ded66103edf583760b9-640x360.png?resize=640%2C360)
スイミーたちは大きな魚に食べられないように、岩のかげに隠れてじっとしています。
「だけどいつまでも そこに じっと してる わけには いかないよ。なんとか かんがえなくちゃ」
スイミーはうんといっぱい考えます。
「みんな いっしょに およぐんだ。 うみで いちばん おおきな さかなの ふりして!」
「けっして はなればなれに ならない こと。みんな もちばを まもること。」
黒いスイミーは「目」になって、たくさんの赤い小さな魚たちは「大きな魚」の体になって、「大きな魚より大きな魚」のふりをして、大きな魚を追い払うことができました。
スイミーがいっぱい「頭」で考えたからいいことを思いつくことができたのです。
スイミーは「力」では大きな魚に勝てないけど「頭」では勝つことができました。
頭でいっぱい考えると小さくても「力」がなくても役に立てるんですね。
あなたも頭を使ってみんなの役に立てるようなことを考えてみてください。
もう一つ大切なことがあります。
それは「協力」です。
スイミーがいくらいい考えていいことを思いついても、みんなが協力してくれなかったらばらばらになって大きな魚に食べられていました。
「頭」+「協力」でもっと役に立てるようになりましょう!
「頭」と「協力」で役に立つ
大きなかぶ
おじいさんが植えたかぶが、とても大きなかぶになりました。
おじいさんは、「うんとこしょどっこいしょ」とかぶを抜こうとしますが、かぶは抜けません。
おじいさんはおばあさんを呼んできて一緒にかぶを抜こうとしますが、それでもかぶは抜けません。
おばあさんは孫を呼び、孫は犬を呼び、犬は猫を呼んできますが、それでもかぶは抜けません。
とうとう猫はねずみを呼んできてみんなでかぶを抜こうとします
![](https://i0.wp.com/mentalchange-reading.com/wp-content/uploads/2019/10/monogatari_ookinakabu-640x360.png?resize=640%2C360)
おじいさん一人ではおおきなかぶは抜けません。
だからおじいさんは「一人では無理ならもう一人いればかぶはぬけるだろう」と考えて、おばあさんを呼んできます。
ところがまだかぶは抜けません。
おばあさんは考えます。
「もう一人いればかぶはぬけるでしょう」
おばあさんは孫を呼んできました。
それでもかぶは抜けません。
孫は考えて犬を呼び、犬は猫を呼び・・・ となるのですが、
最期にかぶは抜けました!
みんなが考えて協力したからかぶを抜くことができました!
おじいさんが何も考えずに一人でかぶを抜こうとしていたらいつまでたっても絶対にかぶはぬけなかったでしょう。
では最後のお話です!
怪人20面相
![](https://i0.wp.com/mentalchange-reading.com/wp-content/uploads/2019/10/character_kaitou_dorobou-247x300.png?resize=247%2C300)
怪人20面相を捕まえるのはとても難しいのです。
何しろ誰にでも化けることができるし、どこからでも入ってくることができ、警察も明智探偵も20面相にいいようにあしらわれてしまいます。
お巡りさんが何人いても、とてもうまく逃げ出してしまうのです。
明智探偵はとても頭のいい探偵ですが、一人では怪人20面相を捕まえることはできません。
明智探偵が考えて怪人20面相をつかまえるための案を出します。
それを少年探偵団の少年たちが忠実に守りみんなで協力して怪人20面相を追い詰めていくのが、このお話も面白くハラハラドキドキする場面です。
怪しい人を尾行したり、怪しい家の中に入って怪人20面相の証拠を探したり、時には捕まってしまったりもします。
でも、明智探偵の「頭」と少年探偵団の「協力」があれば、怪人20面相もかないません。
そうですね♪
もしかしたら、あなたは自分一人でがんばろうと思っていたのかもしれませんね。
こんどグループ作業があったら、みんなのことを良く見て何をしてあげられるのか考えてみてください。
それでは今日のおさらいです。
今日のおさらい♪
- アラジン
- 王さまと九人のきょうだい
- スイミー
- 大きなかぶ
- 怪人20面相
- 「力」で役に立つ
- 「頭」で役に立つ
- 「頭」と「協力」で役に立つ