でも、友達はなりたいモノがあるって言うし,先生には「夢を持て!」なんて言われるし、今から将来が不安になってきたなあ・・・
将来の不安とか夢が見つからないとか誰もが抱えてる悩みですね!
大人だって言わないだけで日々将来のことが不安で、新しい夢や目標を探しているんですよ。

大人ができていないのに、子どもに押し付けるのはどうかと思いますが・・・・・
「不安なのはあなただけではない」ということは覚えておいてください。
- 不思議の国のアリス
- ほしをめざして
- 森の地図
- オリバーくん
- あたまにつまった石ころが

Contents
チェシャ―ネコの言いたいこと
不思議の国のアリス
アリスがチョッキを着た白ウサギを追いかけて飛び込んだ穴の先には、不思議な世界が広がっていました。

チェシャーネコ、三月ウサギ、帽子屋、ハートの女王など個性豊かな登場人物たちと交流し、アリスは元の世界に帰ろうとします。
アリスが不思議な世界に迷い込んで、どちらに行けばいいか分からず道を歩いていたら、木の上ににやにや笑うチェシャ―ネコを見つけました。

アリスにはこの道がどこにつながっているのかも分からないし、そもそもこの不思議な世界のことを全く知りません。
アリスはチェシャ―ネコに道を聞きました。
アリスにはチェシャ―ネコの言いたいことがよく分かりませんでした。
そこで私はこう思うのです。
チェシャ―ネコの言いたいことは2つ
- 目的がないなら、地図を用意して歩く
- 目的がなくても、歩くのをやめなければどこかに出られる
目的がないなら、地図を用意して歩く
例えば塾と水泳教室の2つを選ぶとかさ
それだったらこの2冊の絵本を読んで考えてみてください。
共通しているテーマは「森」です。

ほしをめざして
子どもの毎日は旅のようなものです。
ある日、ぼくはどうしても立って歩きたくなりました。
ずんずん歩いていくと、森の中に道しるべがたくさんありました。
「あっち」「こっち」「そっち」・・・
ぼくはどの道へ進めばいいんだろう・・
この絵本の作者 ピーターレイノルズの描く絵本が私は大好きです。
かわいらしいほんわかした絵と子どもの可能性を広げてくれることがたくさん書いてあります!
その内の一冊『っぽい』はこちらに書いています。

『ほしをめざして』は、あらゆる世代へむけて書かれた物語だといえるでしょう。この本は、新しく「旅」をはじめようとする人、人生の方向転換を決めたばかりの人、生まれて初めて「旅」に出る人にも、勇気を与えるはずです。少しペースを落とし、もっとじっくり考えてみてください。思い返し、想像し、将来のことを心にえがきあれこれおもいめぐらせるのです。自分の夢を信じ、可能性を大事にすることに時間を使いましょう。
前書きより
ぼくが森の中をどんどん歩いていくと、道しるべがたくさん木に打ち付けてありました。
でも、どっちに行ったらいいのか分からないので、目に入った道しるべにそって歩いていきました。
すると、道から外れて泥の中に入ってしまい、一羽の鳥に会いました。
ぼくがここまで来た道しるべはどうやら他の人のための道しるべだったようです。
森の入り口にいた猫が教えてくれました。

そうなんです。
まだ会っていないだけで、同じ旅をしている人は他にたくさんいるんですね。
そして、ほとんどの人がどの道しるべに従えばいいのか分からず迷子になっています。
鳥は「ぼくだけの道しるべ」を探すように教えてくれました。
そして、その道しるべは人によって違います。
ぼくは沼で出会ったカエルに声を「一緒に来る?」と声をかけました。
でも、カエルに「やめとくよ、俺はここがいいのさ」と言われ、ぼくは気がつきました。
みんな たびは ちがうし、みちしるべも ちがう。
そして ほしも ちがう。
ひとりひとり、じぶんだけの ほしのちずが あるんだ

その質問には次の絵本を読んでみてください!
森の地図
岩山を目ざして、地図を手にしながら森に入った少年カムロは、道に迷って出会ったイタチにこう言われます。
「あなたのこの地図では、何百年と歩いたところであの岩山にはのぼれませんし、第一、あなたはあの岩山にのぼる資格もないようだ」
奥に進んで「森のあるじ」に出会い地図を見せると一喝されてしまい「森の地図」について聞かされます。
なぜ、カムロはお店に売っていたしっかりした地図を持っていたのに、「森のあるじ」には「それは地図ではない」「森の地図を持ってこい」と怒られてしまったのでしょうか。
「人間は、みな、同じ地図をもって、この森にはいろうとする。あの岩山にのぼうとする。それが、どれほど、ばかげたことかわからんか」
ちなみに
「森の地図」とは、「お前自身と森との約束事」だそうです。
カムイの持っている地図は「人と人との約束事」だそうです。
それは、森が常に姿形を変えて同じ状態でいることが一瞬もないからです。
「森は生きておる。春も夏も秋も冬も、朝も昼も夜も、一時として同じ姿をどどめることはない。そんなこの森を、たった一枚の地図にすることなど、できるものか」
だから森の動物たちの持っている森の地図はみんなバラバラです。
同じものは1つもありません。
ヤツデやホウバ、葉っぱの裏、石に書かれていたり、風の音だったり、月だったり。
百匹の動物がいれば百枚の地図がある。

森の地図があれば、「その時の森」の状態の道を知ることができます。
でも、人間の作った一枚の地図では森の変化に対応できるものではありません。
実際カムロは「森のあるじ」に会うまでに地図には載っていない大岩、川、平原で行き止まってしまい、持っていた地図が全く役に立ちませんでした。
『ほしをめざして』『森の地図』を2冊読んだあなたならもうお分かりですね。
「森」とはあなたがこれから歩く「人生」のことです。
そして森の中は暗くて先が見えない「未来」ですね。
人生は常に変化しています。
それなのに誰かが作った地図(両親や先生に言われたとおりに進む)では、必ずどこかで行き止まりになってしまいます。
その時の状態に合った「森の地図」が必要なんですね。
「森のあるじ」が教えてくれました。
- いつも通りの生活をいつも通りすること。
- 時々森のことを考えること
この2つです。
誰かに言われたからとかではなく、あなたがしたいことをあなたらしくやってみてください。
それで、ふと人生について考えてみてください。
その時のあなたの感じたとおりに歩いてみてください。
それがあなたの「森の地図」になります。
目的がなくても、歩くのをやめなければどこかに出られる
オリバーくん
オリバーくんはふくろうの男の子で、お芝居がとても上手です。
お母さんはオリバーくんのためにお芝居やタップダンスを習わせてくれました。
お父さんは「それよりも医者か弁護士になった方がいいな」と思っていて、オリバーくんにお医者さんごっこや弁護士ごっこのおもちゃを買ってくれました。
俳優か、医者か、弁護士か、どれになればオリバーくんは幸せになるんでしょうか??
もう将来なりたいことが決まってその目標に向かって頑張っている人。
すごいですね! 😀
でも、夢に向かって進んでいるはずなのになんだか楽しくない、つらいと感じているようだったら、一回考えてみませんか?
あなたのその夢は自分が「心からやりたい!」と思っているものですか?
もしかしたら、親の期待に応えたいと思っているだけではないですか??
親というものは子どもの特技を伸ばしてあげたいと一生懸命になるものです。
でも、それがいつの間にか親の夢に変わってしまい、子どもに押し付けてしまうこともあります。
例えば オリバーくんは演技が好きです。
お母さんはその特技を伸ばしてあげたいと学校に通わせてあげたりもしてきました。
でも、オリバーくんに演技よりもっとやりたいことが見つかったらどうするでしょうか?
って思っちゃうかもしれませんね。
他にやりたいことがあるのに親の期待に応えなきゃ・・と思うようであれば続けても楽しくなくなり辛くなるだけかもしれません。
1つ覚えておいてください。
親は子どもがどんな道に進んでも、幸せでいてくれればそれが一番嬉しいんです。
そして、子どもが幸せになる過程を楽しませてくれれば、親は満足なんです。
あなたの人生はあなたのものです。
そして、楽しまないと損です。
どうか、自分の心からやりたいことを見つけて、楽しみながらやってみてください。
それは周りから何と言われても続きますよね!
次はそんな人が出てくる絵本です。
あたまにつまった石ころが
私の父は子どものころから石を集めていました。
「石じゃあ、金にならんぞ」と周りの人たちから散々言われてきましたが、父は他の仕事をしながらもずっと石の研究をやめませんでした。
そして、石の専門家として博物館の管理人から館長になることができました。
父ほど幸せだった人は他にはいません。
これは作者のお父さんの実話です。

子供のころから石が大好きで石の研究ばかりしていたお父さんは、周りから「石じゃ金にならんぞ」と言われ続けガソリンスタンドや車の修理の仕事を始めました。
周りの人はこう言いました。
「あいつの頭の中には石ころがつまっているのさ」
それでも、お父さんは大好きな石の研究はずっとやめませんでした。
その結果お父さんは石の専門家として「石の博物館」の館長にまでなることができました。
お父さんは大学できちんとした石の勉強をしたわけでもありません。
ただ石が好きだから色々知りたいと思って研究を続けていただけです。
切手、コイン、カード、キャラクターグッズなど、集めた経験はありませんか?
それは将来役にたたないものになるかもしれません。
でも、それが将来の仕事になるかもしれません。
確実に言えることは続けなければ、役に立たなくなるということです。
お金にならなくても、周りから笑われても、それでもやり続けたいことがあなたにはありますか?
もしなくても大丈夫です!
またチシャ―ネコに道を訊くところから始めてくださいね
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