今日も一日ついてなかった!
朝寝坊して学校に遅れて先生に怒られて、返ってきたテストは0点で、帰り道には犬に追いかけられて転んで、お母さんに怒られるし・・
ぼくにはいいことなんか一生来ないんだ!!

なんかこの後、青いロボットが出てきそうな展開ですが・・・
それはついてなかったですね。
でも、こうやって話せているってことは死んでもいないしケガもしていないってことじゃないですか?
そういう風に考えたらあなたは「ついている」のかもしれませんよ💛

それよりも、ついてないことをなんとかしたい!
なるほどなるほど・・・ではこんな本を紹介してみます。
これを読んでどう気持ちが変わったか後で教えてください
- よかったね ネッドくん
- はじめてのふゆ
- 少女ポリアンナ
- 「ついている」と「ついていない」は交互に起こる
- やるだけやって後は神様にまかせる
- なんでも「うれしいこと」を考える

Contents
「ついている」と「ついていない」は交互に起こる
よかったね ネッドくん
ネッドくんはびっくりパーティに招待されました!
でも大変! パーティは遠い場所でやるんだって!
良かった!友達が飛行機貸してくれて!
でも大変!飛行機が途中で爆発しちゃった1
良かった!パラシュートがあって!
でも大変・・・・!
ネッド君に「ついていること」と「ついていないこと」が交互に来ます。

リズムよく「ついていない」ページは白黒で「ついている」ページはカラーで描いてあるので、読んでいるこっちも「次はどんないいことがあるんだろう」「どんな悪いことが起きるんだろう」とワクワクドキドキしちゃう絵本です。
この絵本を読んであなたに覚えてほしいことわざが「人間万事塞翁が馬」(にんげんばんじさいおうがうま)です。
多分、ほとんどの子どもは知らないので、知っておくと賢い子だと思われますよ!
人間万事塞翁が馬
【読み】
にんげんばんじさいおうがうま【意味】
人間万事塞翁が馬とは、人生における幸不幸は予測しがたいということ。幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないというたとえ。

ネッド君にも「ついていた」と思ったら「ついていないこと」が起こり、また「ついている」ことが起きる繰り返しです。
だから、今は「ついていない」と不安になっていても「次はついていることが起こる」とポジティブになってみましょう。
「ピンチはチャンス」 です!
ちなみに逆のことも言えます。
「なんだか今日はついているな」と浮かれていると、「ついていない」悪いことが起きたります。
「油断大敵」です!


やるだけやって後は神様にまかせる
はじめてのふゆ
のねずみのヘンリエッタは、ひとりぼっちの初めての冬を迎えます。
仲間の動物たちに「食べ物を集めておかないといけないよ」と教えられて、一生懸命食べ物を集めました。
でも、せっかく集めた食べ物も水に流されたり虫に食べられたりして、ヘンリエッタは何回も食べ物を集めなおします。
疲れてしまったヘンリエッタは、食べ物を集められずそのまま眠ってしまいました。
そしてヘンリエッタが目を覚ましたら・・・・!
絵本の最後のページでハッピーエンドで幕を閉じます。
その場面はぜひ絵本を読んで感動してもらいたいのですが、ハッピーエンドになるために大切だったのはヘンリエッタの「あきらめない心」でした。
せっかく頑張って集めた食べ物が何回も失くなってしまっても、文句も言わずにまた集めなおしました。
ここで覚えておいてほしいことわざがもう一つあります!
「人事を尽くして天命を待つ」(じんじをつくしててんめいをまつ)
人事を尽くして天命を待つ
【読み】
じんじをつくしててんめいをまつ【意味】
人事を尽くして天命を待つとは、人間の能力でできる限りのことをしたら、あとは焦らずに、その結果は天の意思に任せるということ。
今はうまくいっていなくても、何が起ころうとも、今自分ができることを一生けん命やってください。
できる限りのことをやったら、後は神様にまかせましょう。

そうすれば、神様からごほうびとして「ついていること」がもらえますよ!

なんでも「うれしいこと」を考える
少女ポリアンナ
両親を亡くしたポリアンナはおばのポリー夫人の家に引き取られます。
子供嫌いでへんくつのポリー夫人に厳しく冷たい態度をとられ、慣れない環境に置かれてもポリアンナは父親の教えてくれた「うれしくなるゲーム」で明るい気持ちになっていきます。
ポリアンナの明るさは町の人たちも元気にしていき、町中の人気者になっていきます。
しかし、ポリアンナは交通事故に遭ってしまい、「もう一生歩くことはできない」と言われてしまうのです。・・・
ポリアンナは落ち込むことや不幸なことが起きても、「うれしくなるゲーム」で気分を明るくしていきました。
「うれしくなるゲーム」とは人でもモノで関係なくどんなことにも喜びを発見するというゲームです。
ポリアンナがこのゲームをするきっかけになったのが父親に人形をプレゼントしてもらうはずだったのに松葉杖を贈られた時でした。

それはポリアンナには自由に動ける足があって‟松葉杖は使う必要がない”から嬉しいんです。
自由に動ける足があることを見つけた嬉しさは、人形をもらうより嬉しかったんですね。
「うれしくなるゲーム」のコツは「うれしい!」を口ぐせにすることです。
ポリアンナからはいつどこでも「うれしい!」の声が聞こえます。
- 初めてポリーおばさんに会った時も「おばさん あえて嬉しいわ!」
- 町でも有名な人と話したがらないペンドルトンさんが足の骨を折った時は看護してくれる人がいるから「うれしい!」と思うべきだと話して、ペンドルトンの心を開きました。
- ペンドルトンのお医者さん チルトン医師には「お医者さんは体の悪い人を治して助けることのできる世界で一番嬉しい仕事だ」と言って感動させました。
- あのポリーおばさんもポリアンナの「うれしい!」の魔法でポリアンナのことを愛するようになっていきました。
さて、ポリアンナ自身は交通事故に遭ってしまい、「もう一生歩けなくなる」と言われてしまいました。
さすがにこの時は「うれしくなるゲーム」も役に立たなかったのですが、ポリアンナを嬉しくしたのはポリーおばさん、チルトン先生、ペンドルトンさんといった町の人たちでした。
必ず歩けるようにしてくれる医者を探してくれて、そこでポリアンナは遠い町のお医者さんのところで治療をしてもらいました。

そこでポリアンナは10か月入院して、こんなうれしいことを手紙に書いて送ってくれました。
わたし、なんでもうれしいの。
足がうごかなくなったこともうれしいの。
こんな目にあわなかったら、足のありがたみはわからなかったわ。
今日は六歩歩けました!
あすは、八歩あるく予定です。
「うれしくなるゲーム」はすごいですね!
なお、この物語は有名になりすぎて、英語にはものすごくいいことしか考えない人のことを(楽観主義)「ポリアンナ主義」(Pollyannaism)というそうです。
『少女ポリアンナ』を読んだら読んでほしい本があります!
同じころに書かれた少年少女文学で、子どもが活躍する物語です。
- 『赤毛のアン』
- 『トム・ソーヤの冒険』
- 『ハックルベリー・フィンの冒険』
- 『小公子』
- 『小公女』
- 『あしながおじさん』
『赤毛のアン』『トム・ソーヤの冒険』はこのブログにも書いています。
おまけ💛
ここまで読んでどうでしたか?
「ついていない」気持ちは何か変わりましたか?
すごい変ったよ!最初の「今日も生きていられるのがついている」っていう意味もやっと分かった!
僕はただついていないことだけしか考えてなかったけど、ついていることも探すようにするよ!
そして、何かあってもあきらめずに、「うれしいこと」を考えてみるよ!
それは良かったです💛
ここまで読んでくれたあなたにだけこっそり教えてあげますね。
実は・・・・
もう一つ「気持ちを変える方法」があります!
「良いこと」でも「悪いこと」でも「ありがとう」と言うんです。
- 今日も気持ちのいい朝を迎えられたよ。ありがとう。
- お母さん、美味しいごはん食べられたよ ありがとう。
- 先生、勉強教えてくれてありがとう。
- 僕のために叱ってくれてありがとう。
- 転んだけど、すり傷ですんだよ。ありがとう。
- 雨で傘持ってなかったけど、ゆっくり雨宿りできたよ。ありがとう。
私もこれやっているんですが、「ありがとう」と言うと悪いことが良いことに思えてくるんですね。
そして、人に対して優しくなって感謝できるようになります。
これは絶対おすすめなので、ぜひ、「ありがとう」と言ってみてくださいね♪
今日のおさらい♪
人間万事塞翁が馬
人事を尽くして天命を待つ
「うれしい」「ありがとう」は悪いことも良いことに変える最強の口ぐせ
- 「ついている」と「ついていない」は交互に起こる
- やるだけやって後は神様にまかせる
- なんでも「うれしいこと」を考える
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