うらやましいなあ
クラスに必ずこういうドラえもんに出てくる出木杉君みたいな、何でもできて人気者の男子っていますよね。

その人が頭が良くて人気者であることは変えられようがないので、あなたの気持ちを変えていきましょう。
そのために読むべき本4冊を紹介しますね♪
- 小公女
- 赤毛のアン
- 西の魔女が死んだ
- 若おかみは小学生
- 「うらやましい部分」じゃないところを見てみる
- 自分の一番大切なものをほこりにする
- 「うらやましい部分」は実は幸せではないのかもしれない
- うらやましい相手を越えてみようと努力する
Contents
「うらやましい部分」じゃないところを見てみる
小公女
ロンドンの寄宿学校に入学したセーラはお金持ちで美人で一躍学校の人気者になっていきました。
しかし、セーラは使用人の少女ベッキーにも見下すことなく友達になります。
ところがある日、父親の事業がつぶれてしまい、父親もなくなってしまいセーラはお金持ちの生徒から一転して一文無しの召使になってしまうのです。
どんなときでもセーラは想像力と優しさ、友情を大切にして辛いことを乗り越えていきます。
セーラは父親の不幸があるまではお金持ちのお嬢様で美人だったのでちやほやされていました。
しかし、セーラは性格も良かったのです。
勉強のできないクラスメイトにフランス語を教えてあげたり、働き疲れてセーラの部屋で寝てしまった使用人のベッキーを見下すこともなく優しくほほえみます。
わたしはただの女の子。あなたと同じよ。
わたしがあなたじゃなくて、あなたがわたしじゃないのはただのぐうぜんなのよ
セーラにとっては目に見える外見や身分は関係ないのでしょう。
私が生徒であなたが使用人なのはたまたまで、二人ともただの女の子じゃない。
みんな同じなのよ、とセーラはベッキーと友達になります。
そして、セーラの父親が亡くなってお金もないので、使用人にされてしまいます。
ああ、ベッキーいったでしょ?わたしたちはおんなじなんだって。ただの二人の女の子なんだって。
今までセーラをうらやましがっていたクラスメイトはセーラが貧乏な使用人になったら馬鹿にするようになりました。
このクラスメイトはセーラのお金やかわいい顔の外見しか見ていなかったんですね。
でも、ベッキーとセーラが勉強を教えたアーメンガードだけは前と変わらず友達でした。
彼女たちはセーラの優しい性格が変わっていないことを知っていたからです。

あなたのうらやましい人の「うらやましい部分じゃない」ところを見るようにすれば、意外な発見があったりしてうらやましがることがなくなるかもしれませんよ。
例えば、
- 廊下でこけたりして意外にドジだな
- ニンジンいつも残すから嫌いなんだ
- 実は首の後ろにほくろがある
ちょっと意外な部分があったりして、うらやましい人が「うらやましくない部分」で好きになれるかもしれませんよ。

自分の一番大切なものをほこりにする
赤毛のアン
孤児のアン・シャーリーは大きな眼にソバカスだらけの顔、おしゃべりと想像することが大好きな赤毛の女の子。
手違いから、グリン・ゲイブルスの老兄妹のマシューとマリラに引き取られ、初めは戸惑っていた2人も次第にアンを愛するようになり、アンは美しい自然のの中で明るく成長していきます。
アンはホテルの音楽祭で朗誦(ろうしょう・声を出して、詩や本を読み上げること)をすることになりました。
ダイアナと一緒にできるかぎりのおしゃれをしていってホテルに着いたら、アンは周りの人たちの身につけているものに圧倒されてしまいます。
とてもしゃれた、美しいものに見えていた服が、今は簡素で平凡に思われたーきらびやかな、絹ずれのするレースや絹の服の中に立ち交じると、あまりにも簡素で平凡すぎるとアンは思った。
(中略)
アンは帽子と上着を脱いで、みじめな気持で片隅に引っこんだ。グリーン・ゲイブルズの白い部屋に帰りたかった。
さらにアンにとっては運の悪いことにアンの前にプロの朗誦家が朗誦するのでした。
着ている洋服も身につけている宝石もとてもきらびやかで、声も表現力もアンが思わず聞きほれてしまうほどでした。
しかし朗誦が終わった時、アンは思わず両手で顔をおおった。これのあとで、立ち上がって朗誦なのでできるものではない―決して。自分は朗誦ができると思っていたのだろうか?ああ、グリーン・ゲイブルズに帰れさえしたら!
落ち込んだ気持ちで舞台に立ったアンは客席の女性たちの着ている豪華なドレスを見て自分の着ている服のみじめさに悲しくなってもっと落ち込んでしまいます。
しかし、けんかをしているギルバートの姿を発見して、「絶対に無様な姿は見せられない!」とやけくそで朗誦を始めます。
すると、アンの美しい朗誦は観客たちに大絶賛されてその日一番大きな拍手をもらいます。
アンはみんなに声をかけられる人気者になって、プロの朗誦家の女の人もとても褒めてくれました。
音楽祭の帰り道に友達のジェーンが「ダイヤモンドってすてきよね。たくさん買えるお金持ちになりたいって思わない?」とうらやましがっていましたが、アンはこう言います。
あたしは自分以外の誰にもなりたくないわ。一生ダイヤモンドで慰められることがなくとも」
「あたしは真珠のネックレスを持ったグリーン・ゲイブルズのアンで大満足だわ。」
実は真珠のネックレスとはアンの育ての親のマシューからもらったアンの宝物だったのです。
きらびやかな格好をしていなくてもみんなを感動させられる朗誦ができたアンは見かけではない「自分」に自信がついたのです。
お金を出せば買えるダイヤモンドより、今アンが持っているのは世界に一つしかない真珠のネックレスです。

自分が誰よりも誇れるものをもっていれば、人がどれだけすごいものをもっていたとしても気にならないじゃありませんか!
「うらやましい部分」は実は幸せではないのかもしれない
西の魔女が死んだ
中学1年生のまいは学校に行けなくなって、しばらく田舎のおばあちゃんの家に住むことになりました。
まいのおばあちゃんはアメリカ人の一人暮らしで、「魔女」と呼ばれています。
まいはおばあちゃんから‟魔女”になる方法を教えてもらいますが、それは「自分で決める意志の力」でした。
まいのおばあちゃんのおばあちゃんは超能力をもった魔女だったそうです。
まいのおばあちゃんのおじいちゃんが船から落ちたことも遠くにいながら分かっていました。
おばあちゃんは「右に向かって泳いで!」と超能力で知らせてあげて、おじいちゃんは無事に島に泳ぎついたそうです。
でも、おばあちゃんのおばあちゃんはそのことを誰にも言いませんでした。
昔は人と違うことができる人は注目されて嫌われて不幸になったからです。
まいは「今だったらテレビに出れて注目されて人気者になれるのに」と言います。
それに対しておばあちゃんはこう言います。
「まいはそれが幸せだと思いますか。人の注目を集めることは、その人を幸福にするでしょうか」
注目を浴びた有名人はお金や地位があって幸せかもしれないけど、注目されたり騒がれたりして一人でゆっくりする時間とかは全然なくて実は不幸なのかもしれない。
結局まいには何が幸せなのかよく分かりません。
おばあちゃんはこう言います。
「何が幸せかっていうことは、その人によって違いますから。まいも、何がまいを幸せにするのか、探していかないといけなればなりませんね」
あなたのうらやましい人も実はそれが原因で悩んでいたりするかもしれませんよ。
- 背が大きい→年上に思われる
- 顔がイケメン→みんなからじろじろ見られて恥ずかしい
- 小柄でかわいい→子供っぽく見られる
- えくぼがかわいい→実は気にしているコンプレックス
など。

逆にあなた自身の幸せはなんですか?
自分だけの幸せを見つけてみると、人のことをうらやましがる暇はなくなりますよ。
うらやましい相手を越えてみようと努力する
若おかみは小学生!
小学校6年生の「おっこ」こと関織子はお父さんとお母さんを交通事故で亡くして、おばあちゃんがおかみとして経営する春の屋旅館に住むことになりました。
同級生の秋野真月の実家が経営する大きな旅館「秋好旅館」に対抗するため、思わず「私がこの春の屋の若おかみになって旅館を継ぐ!」と宣言してしまいます。
若おかみとして分からないことばかりでお客さんの相手もうまくいかないことが多いおっこですが、春の屋にすむユーレイのウリ坊と一緒に持ち前の明るさとパワフルさで頑張っていきます。
おっこの働く「春の屋旅館」はこじんまりとしていて小さな旅館です。
それに対して同級生の秋野真月の家の経営する「秋好旅館」は温泉街一大きい旅館でお客さんもたくさんいます。
おっこも時々「秋好旅館」のことをうらやましがったりするのですが、それでいじけたりひねくれたりはしません。
それよりも「『春の屋旅館』を温泉街一大きな旅館にしてみせる!」とおかみ修行を張り切っています。
人のことをうらやましがっていても、何もいいことはありません。
それよりも今できることを一生懸命やって、うらやましい人を追い抜こう!くらいの気持ちが大切です。

おっこは「春の屋旅館」に来るお客さんのためにできることやサービスを精一杯考えて、必要なら「秋好旅館」にまで聞きに行ったりもします。
あなたもうらやましい人を越えたいなら、直接話に行ってみましょう!
それが元で案外仲良くなれるかもしれませんよ?
それに僕は僕でいいとこあるかもしれないしそれを探してみるよ!
今日のおさらい♪
うらやましい人がいて、その人が人気者であるということは変えられない。
なら、あなたの気持ちを変えた方いい。
- 小公女
- 赤毛のアン
- 西の魔女が死んだ
- 若おかみは小学生
- 「うらやましい部分」じゃないところを見てみる
- 自分の一番大切なものをほこりにする
- 「うらやましい部分」は実は幸せではないのかもしれない
- うらやましい相手を越えてみようと努力する
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